井佐原 均(いさはら ひとし)
研究紹介
人間の知的な活動の中核である言葉に関する研究を通して、コンピュータによる言語理解を実現します。
テーマ1:人間の思考を模擬し、発想を支援する Creative Information Retrieval技術の研究
概要
人間の発想を支援する創造的情報検索(Creative Information Retrieval)システムの研究を行っています。
辞書やウェブの文書から言葉の意味関係を抽出し、人間の思考に合った概念ネットワークを作成します。このネットワークを用いて、人間と同じように連想するシステムを作成します。
キーワード
概念体系、語彙意味論、情報検索、発想支援。
テーマ2:国際競争力の強化のための産業文書の効率良い多言語化の研究
概要
自動車や楽器など東海地方の中核産業の企業文書を対象に、重要語句の抽出技術や後編集技術を確立することにより、文書の多言語化を支援します。
機械翻訳の実用化に向けて、情報発信のための(機械)翻訳環境を実現します。具体的には、日本語の規格化(制限言語)、対訳用語辞書や対訳データベースの構築、集合知による後編集の研究を行います。
キーワード
機械翻訳、情報発信、サービス工学。
テーマ3:してもらいたいことを的確に伝える人と機械との自然な対話を実現する研究
概要
介護ロボットの実用化が進むなど、人と機械の間の言語コミュニケーションが重要になってきています。対話のための言語規格を開発することにより、自然なマン・マシン対話を実現します。さらには、人間の意図を的確に伝えることができる環境を実現します。
キーワード
制限言語、コミュニケーション支援
担当授業科目名(科目コード)
言語メディア処理特論
ソフトウェア演習IV