豊橋技術科学大学におけるSDGsの取組
- SDGs(持続可能な開発目標)についてはこちらをご覧ください
豊橋技術科学大学におけるSDGsの取組
- 大西プラン2019年度重点実施項目として策定
- 教員意識調査
- 教員の研究事例
- 「東三河SDGs Day2019」への参加
- ASEAN・アフリカを中核とした工学教育のグローバル循環プログラム
- 豊橋東高校で本学留学生が特別授業を実施
- 開学以来継続する、工学教育分野における国際協力活動
- 学生の声
- 博士課程教育リーディングプログラム「ブレイン情報アーキテクトの育成」
大西プラン2019年度重点実施項目として策定
- 本学が掲げる「大西プラン2019」の重点項目として、『国連アカデミックインパクトのメンバーとして、世界の貧困、食料や水不足、都市問題、環境悪化や地球温暖化等の世界の人々が共通に抱える問題への対処を通じて「持続可能な開発目標(SDGs)」に取り組みます』と宣言し、大学全体でSDGsの達成に向けて取り組む意向を表明しました。
大西プラン2019については、こちらをご覧ください
教員意識調査
- SDGsの達成に向けた取り組みを大学として推進していくにあたり、現状を把握し今後の方向性を見定める目的で、2019年5月、本学教員を対象にアンケートを実施しました(139名が回答)。
SDGsの17のゴールのうち、「①自身の教育・研究活動が、直接的に貢献しうる分野(単一回答)」「②自身の教育・研究活動が、将来的に、または間接的に貢献しうる分野(複数回答)」についてそれぞれ尋ねたところ、①直接的には、全体の約半数(47%)が「ゴール9:産業と技術革新の基盤をつくろう」を選択し、②将来的・間接的には「ゴール9:産業と技術革新の基盤をつくろう(31%)」「ゴール4:質の高い教育をみんなに(24%)」「ゴール3:すべての人に健康と福祉を(23%)」の順に多く選択する、という結果となりました。 本学教員にとって最も身近なのは「ゴール9」であること、また、①と②を合算すると、17の全てのゴールを網羅することとなり、本学の教育研究を通じ、幅広くSDGsの達成に貢献しうることがわかりました。
教員の研究事例
燃焼器の超小型化による自立式超過エンタルピー燃焼の実現
相分離型マルチフェロイック薄膜新材料の開発とデバイス化
関係論的ロボットの社会実装研究プロジェクト
建物の地震損傷モニタリングシステム
「東三河SDGs Day2019」への参加
国際連合のSDGs「持続可能な開発目標」の採択4周年にあたる9月25日、地元企業の発案により、東三河の地にSDGsの文化を根付かせ推進することを目的とし「東三河SDGs Day2019」が開催され、本学をはじめ豊橋市、地元企業の9団体がSDGsの取組について発表を行った。
本学はIGNITEの小池特任教授より大西プランにおけるSDGs、アカデミックインパクトへの参加について説明。本学の有するSDGsに貢献できる3つの資産として【研究アセット】、【ネットワーク機能】、そして【学生】であるとし、学生の代表として松木大輝さん(機械工学専攻 博士後期1年)を紹介。
松木大輝さんが自身の研究や自主的な活動を紹介し、これらを通じてSDGsに貢献したいという思いを語った。
ASEAN・アフリカを中核とした工学教育のグローバル循環プログラム
文部科学省2017年度「国費外国人留学生の優先配置を行う 特別プログラム」採択プログラムとして2018年度から実施。ASEAN・アフリカ地域の高等教育を支援するため、学位未取得の現地教員を博士後期課程留学生として受け入れ、教員養成のための特別な教育プログラムを実施しています。
本プログラム学生が豊橋東高校で持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにしたアクティブラーニング形式の特別授業を実施。また、今年度からは本学の学生に対しても留学生と日本人の混合グループでアクティブラーニング形式の特別授業を実施しています。
豊橋東高校で本学留学生が特別授業を実施
豊橋技術科学大学の博士後期課程留学生が豊橋東高校2年生全クラスに対し、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにしたアクティブラーニング形式の授業を英語で実施しました。
授業の初日には、ルワンダ、タンザニア、インドネシア出身の留学生8名から母国の持続可能な開発目標(SDGs)に関係する開発課題が共有されました。その後、高校生は各国の開発課題ごとのグループに分かれ課題についての理解を深め、解決策について議論しました。授業の最終日では、高校生が各グループで考えた解決策を英語で発表しました。
詳細はこちら
開学以来継続する、工学教育分野における国際協力活動
ICCEED(工学教育国際協力センター)は工学教育分野における国際協力活動を行うために2001年4月に設置。
現在はIGNITE(グローバル工学教育推進機構)の一部門として、従来の途上国の工学系人材の育成(質の高い教育の提供)に加えて、本学全体の国際交流および連携の促進にも取り組むほか、途上国の製造業を中心とした産業発展のために研究者や技術者の技術研修を実施しています。
学生の声 (広報誌 天伯 No.148号 ギカガイ生の今!より)
世界中の感染症を なくしたい
微生物できれいな水を 作ります
応用化学・生命工学 学部4年 Sugar Gantsetseg(スガル ガンツェツグ)さん
水中のマイクロプラスチックを微生物で分解する研究をしています。微生物がきれいな水を作る技術で、世界の人々が衛生的な水を使えるようになり、美しい海を守れればいいなと思います。
農業や林業をサポートする ロボットを開発したい
情報・知能工学 博士前期2年 松崎 成道 さん
植物の生い茂った環境でロボットが自律移動するための環境認識手法について研究しています。山間部や森林でも自由に動き回れるロボットを実現し、人手不足や高齢化が問題となっている農業や林業をサポートしたいです。
清潔で持続可能な水源を!
建築・都市システム学 博士前期1年 Lim Jia Yen(リム ジア エン) さん
インドのスラム街に関する調査研究をしています。清潔で持続可能な水源がない限り、貧困の悪循環が続くことがわかってきました。すべての人々が清潔な水源と衛生的な環境設備を利用できるように、現地のコミュニティとともに、水と衛生に関わるプロジェクトに取り組んでいきたいです。
博士課程教育リーディングプログラム「ブレイン情報アーキテクトの育成」
- Leading Program「ブレイン情報アーキテクトの育成」について
博士課程教育リーディングプログラムは、文部科学省が推進する大学院教育改革プログラムの1つであり、世界に通用する質の保証された学位プログラムの構築・展開を目指しています。豊橋技術科学大学「超大規模脳情報を高度に技術するブレイン情報アーキテクトの育成」プログラムでは、ゲノムから脳、個人・社会に至る多様な脳情報に対し、センシングやシミュレーション技術を駆使して脳科学の課題解決に直接結びつけ、脳に学んだ新しい原理を新規のエレクトロニクスデバイスや情報処理方式に展開できる人材「ブレイン情報アーキテクト」を世界に先駆け養成します。
Global Summer School 2018 (GSS 2018)
[最終改訂]2020.1.23
国際課/総務課