豊橋技術科学大学

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キャンパスマスタープラン

国立大学法人豊橋技術科学大学 キャンパスマスタープラン 2022
TUT CAMPUS MASTER PLAN

1.キャンパスマスタープランの目的

1-1 はじめに

 豊橋技術科学大学は、1976(昭和51)年に、実践的・創造的能力を備えた指導的技術者の養成という社会的ニーズに応えるため、実践的な技術の開発を主眼とした教育研究を行う大学院に重点を置いた工学系の大学として、高等専門学校卒業生を主たる対象とする新構想のもとに設立された大学です。
 開学45年が経過し、大学を取り巻く社会情勢は大きく変化しており、大学がそのミッションを遂行するためには、情勢を的確に把握し、変化に適切に対応していく必要があります。本学がこれから迎える50周年、そして100周年に向けて、社会の変革に対応できるサスティナブルな大学を構築していくには、開学当時の構想を基本理念としたうえで、本学の強みや特徴をさらに強化する事はもちろん、新しい事に挑戦していく改革によりイノベーションを起こしていくことが不可欠となります。
 40周年記念事業で整備したマルチプラザ(ラーニングコモンズ)と対をなすイノベーション・コモンズを50周年記念事業の連携事業として整備し、地域の若手技術者・研究者との協働による萌芽的研究や学生発案の研究プロジェクト等を推進するための後押しをするなど大学キャンパスが担う役割は非常に大きいと考えます。
 多様な経験や文化的背景、性別、国籍、能力をもつ学生が、共に学び合い、学生の創意・発意に基づく学生活動や、活力に富んだ充実した学生生活をおくれるキャンパスはもとより、地域・産業界に開かれた活気あふれるキャンパス、さらには社会的要請でもあるSDGs実現のためカーボンニュートラルを考慮したキ ャンパスづくりが必須となっています。
 このキャンパスマスタープラン2022は、そのような状況を踏まえ、本学が目指すべきキャンパスの 将来像を描くものであり、今後の施設整備をさらに良い形で推進するため、必要な事項についてまとめたものであります。
 地域に愛され、世界に発信し、羽ばたく大学、そんな豊橋技術科学大学を築いていきたいと考えております。

豊橋技術科学大学
学長 寺嶋 一彦

1-2 キャンパスマスタープランとは

1-2-1 キャンパスマスタープランの必要性

 大学キャンパスは、世界で一流の優れた人材の育成や創造的・先端的な学術研究を推進するための拠点であり、生涯学習や産学連携など地域貢献の実践の場である。また、国立大学法人は、国民から負託された資産であるキャンパスを最大限に活用し、教育研究の質の向上を図り、教育研究の成果を経済的価値や社会的・公共的価値の創出につなげていくことが求められている。
 このようなキャンパスを実現するためには、敷地の有効活用の視点を欠いた整備や利用者の視点を欠いた周辺と調和の取れていないキャンパス環境の形成など、場当たり的な整備を行うのではなく、キャンパス全体の整備・活用を図るキャンパスマスタープランを策定し、長期的視点に立った計画的な整備を行うことが重要である。

1-2-2 キャンパスマスタープランの役割

 キャンパスマスタープランには、

  1. 学長のリーダーシップによる大学の戦略構想などの実現を、物理的環境や施設の側面から支援していくこと
  2. キャンパス整備への投資に対して、必要性・緊急性などをわかりやすく関係者等へ提示すること
  3. 施設整備の計画と整合の取れた中長期的な修繕計画を立案・実施すること

 などが、役割として考えられる。

1-2-3 キャンパスマスタープランの位置付け

 キャンパスマスタープランは、大学憲章や中期目標・中期計画、将来ビジョンなどの大学の理念・方針・計画に基づき、策定される。


[初版作成]2023.2. 1 / [最終改訂]2023.3. 9
施設課

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