
概要
固体潤滑に関する研究を中心に行っています。 より優れた耐摩耗性や摺動特性を有する材料の開発研究や、摩擦・摩耗のメカニズムを解明するための研究などを行っています。 また、表面分析などの分析手法を積極的に取り入れ、摩擦機構のより詳細な解明を目指しています。

従来技術
PTFEは摩耗が多いので固体潤滑剤などと複合使用せざるを得ない。
優位性
PTFEの摩耗メカニズムの解明が期待されます。
特徴
「テフロン」の商標で広く知られてるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)は、各種プラスチック材料の中でも優れた低摩擦特性(潤滑性能)を示すものの、摩耗量が多い(耐摩耗性に劣る)という欠点があります。
二硫化モリブデン(MoS2)や二硫化タングステン(WS2)等の固体潤滑剤やガラス繊維・炭素繊維を添加して使用されることが多い材料です。
本研究室では、
- 各種フィラー添加によるPTFEの耐摩耗性向上
- PTFEの摩耗低減メカニズムの解明
- PTFEとのしゅう動による金属表面のトライボケミカル反応の解明
の観点から研究を行っています。

実用化イメージ、想定される用途
耐摩耗性に優れるPTFE複合材料の潤滑部材
実用化に向けた課題
潤滑材料の組合せに応じ研究が可能ですが、材料企業の協力が必要です。
研究者紹介
竹市 嘉紀 (たけいち よしのり)
豊橋技術科学大学 機械工学系 准教授
researchmap
研究者からのメッセージ(企業等への提案)
この技術にご興味をお持ちの企業の技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。
知的財産等
掲載日:2020年06月01日
最終更新日:2020年06月23日