
概要
陸に海に空に様々なシーンでドローンの活躍が期待されています。しかしながら現状のドローンはバッテリー充電または交換に人手が必要という難点があり飛行距離拡大の障壁となっています。本研究室では、電界結合⽅式の特⻑を活かした駐機中ワイヤレス充電の社会実装を目指しています。

従来技術
ドローンのバッテリーは充電または人手による交換が必要で、飛距離拡大の障壁となっています。
優位性
ドローン駐機中の短時間充電(タッチ&ゴー)が可能となります。
特徴
電界結合⽅式の特⻑を活かした駐機中ワイヤレス充電の特徴
- 電極が薄型軽量:ドローンなどの⾶翔体にぴったり
- ⽔平⽅向の⾃由度⼤:着陸時の位置決めが容易にできる
- 渦電流の発⽣⼩:周囲の⾦属を発熱させない



実用化イメージ、想定される用途
・ドローン向けワイヤレス給電ポートの設置
・市販ドローンへのワイヤレス給電オプションの提供
・ワイヤレス給電対応ドローンの製品化
・複数のワイヤレス給電ステーションを一定間隔に配置した、ドローンハイウェイの実現
実用化に向けた課題
・大型ドローンへの適用
・キャパシタの大容量化
・低コスト化と量産化
・関連企業との連携
研究者紹介
塚本 悟司 (つかもと さとし)
豊橋技術科学大学 未来ビークルシティリサーチセンター 特任教授
researchmap
研究者からのメッセージ(企業等への提案)
ドローンでのバッテリ交換を省力化したいとお考えの企業の技術相談をお受けします。また、ドローンに限らずロボットやパーソナルモビリティなどの移動体への電力伝送でお悩みの方で共同研究等をご検討の際にはご連絡ください。
知的財産等
掲載日:2020年04月30日
最終更新日:2020年06月19日