研究シーズの泉

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車の向きと軌跡で危険を予知します

交通弱者のための画像処理システムに関する研究

ステータス 基礎 実証 実用化準備

概要

画像から得られる情報は極めて多くの情報があります。本研究室では、ドローン映像からの3次元復元をはじめ、物体の認識、人物の追跡、それらの基礎となる画像間の対応付けから、MR技術への応用など、画像に関する研究を行っています。

従来技術

・車両に搭載したカメラやレーダによる歩行者検知、運転者への警告と自動ブレーキを作動させます。
・自動車のためのシステムです。

優位性

・全方位カメラを用いており、どの方向から近づいてくる車両も検知可能です。
・自動車のためのシステムではなく、歩行者のためのシステムです。

特徴

本研究は、子供や高齢者などの交通弱者のための危険検知システムです。全方位カメラ画像から、周囲の車両の移動を追跡し、同時に車両の向きを検知することで、危険度を計算し、歩行者に危険を知らせます。車両の検出および向き推定は深層学習を用いています。

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実用化イメージ、想定される用途

ランドセルの上部につけられような歩行者向けの警報グッズ

実用化に向けた課題

車両の向きの推定精度の向上とシステムの小型化軽量化,高速化が必要です。

研究者紹介

金澤 靖 (かなざわ やすし)
豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 准教授
researchmap

研究者からのメッセージ(企業等への提案)

車両検出および危険検知以外の画像処理アプリケーション開発も検討します。ニーズをお持ちの企業の技術相談や、共同研究等をご検討の際にはご連絡ください。

知的財産等

掲載日:2020年06月01日
最終更新日:2020年06月19日