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脳神経活動から紐解く運動技能の習得速度 ~運動開始直前の前頭野神経活動が運動学習習熟速度と関係~

プレスリリース | 2025年5月20日

豊橋技術科学大学 情報・知能工学系の上原 一将 准教授、情報・知能工学専攻博士前期課程の福田 裕也氏らの研究チームは、運動開始直前に前頭野正中部で観測される4-8Hzのシータ波(Frontal Midline Theta: FMT)のパワー変調が、運動技能の習得速度の個人差を説明する有力な神経指標である可能性を示しました。

視覚と運動を統合する運動学習課題中の頭皮脳波を解析した結果、学習が早い被験者ほど、運動開始直前のFMTパワーが高値を示すことが分かりました。本研究成果は、将来的に、運動学習を必要とするリハビリテーションやスポーツトレーニング、楽器演奏技能向上などの身体教育分野において、脳波に基づいた個別最適な学習支援やトレーニング手法の実現につながることが期待されています。

本研究成果は、2025年5月15日に「Experimental Brain Research」にオンライン掲載されました。

プレスリリース資料

脳神経活動から紐解く運動技能の習得速度 ~運動開始直前の前頭野神経活動が運動学習習熟速度と関係~

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