豊橋技術科学大学開学50周年記念寄贈物品の贈呈式

プレスリリース | 2025年5月 9日

国立大学法人豊橋技術科学大学は、2026年10月に開学50周年を迎えます。

本学では、50周年にあたり寄附を募っており、今回、豊橋市の株式会社あおやま様から、切削工具の一部である「刃物（インサート）」を固定するための専用のホルダ（カラーバイト）を寄贈していただけることになり、以下のとおり贈呈式を執り行います。

バイトホルダは、高精度な機械切削加工を実現するために、普通旋盤、CNC旋盤及び旋盤型複合加工機に取り付け、加工で使用する刃物（スローアウェイチップ）をしっかりと保持する金属製治具です。株式会社あおやま様は、カラーコーティングを施したバイトホルダを「MAGICIAN of THE LATHE」ブランドで開発し、赤、青、緑、白、紫の5 色で販売を開始しました。今後、黄色と茶色も追加予定です。カラーコーティングは、利用者の識別性や誤使用防止に役立ち、防錆効果もあります。

寄贈していただくバイトホルダは、5色組6セットで、市場価格は約50万円になります。

受入れの窓口は、昨年同社から表面加工に関する技術相談に対応し、切削工具へのコーティングを研究している滝川浩史教授（電気・電子情報工学系、特命理事・副学長（研究担当））です。本学では、同教授及び教育研究基盤センター実験実習工場の技術職員らで、使用感、劣化状況・耐久性を評価し、同社にフィードバックすることにしています。なお、使用頻度の高い他の形状のバイトホルダについての意見交換を行う場も設け、産学連携の観点からも地元企業を応援することにしています。また、1セットを学生課外活動団体の自動車研究部に提供し、フォーミュラカーの製作等に利用してもらいます。

開学50周年の記念すべき節目を迎えるにあたり、寄附金の募金活動を行っていますので、記念事業に対しまして温かいご支援・ご援助を賜りますようお願い申し上げます。