研究シーズの泉

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人と人のコミュニケーション引き出します

内気な人でも楽しく会話できるコミュニケーション促進ロボットの開発

ステータス 基礎 実証 実用化準備

概要

身振りなどの非言語的なふるまいを用いて、人とコミュニケーションをとることを主な目的とする、コミュニケーション型ロボットの研究をしています。ロボットの親和的なふるまいを検討して、コミュニケーションの苦手な内気な人でも楽しく会話を始められるような雰囲気を生成する会話促進ロボットを開発しました。

従来技術

・情報提供による会話促進
人と人のコミュニケーションを促進するような会話コンテンツをタブレット、モニター等に表示をしています。

優位性

・雰囲気生成による会話促進
ダイナミックにテーブル上を動き、会話者にマイクを差し向けるロボットの身体的表現による会話の促進する技術です。

特徴

会話に対して控えめな姿勢の内気(シャイ)な参加者について、その予期メカニズムを解明することを目標に、内気な話者が会話で感じる気後れや不安を軽減することの可能なロボットの行動デザインを設計し、そこでの人間とロボットの振る舞いを評価しました。

人間の会話に介入するコミュニケーションロボットを用いた多人数会話の収録実験を行い、内気な話者の心理的負荷を軽減/改善することの可能なロボットの愛嬌あるふるまいを設計し、発話を伴わないロボットの身体動作により内気な話者の発話行動を促すユニークなコミュニケーションロボットを開発しました。

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内気な会話者に近づきマイクロフォンを差し向ける会話促進ロボット
165_1 大島先生 図2.1.png
多人数会話の収録実験風景

実用化イメージ、想定される用途

・アイスブレイクや初対面会話の促進
・異文化コミュニケーションの社会的媒介物として

実用化に向けた課題

・フィールド検証
・パフォーマンス測定、耐久試験
・ユーザビリティ調査
・商品化開発、ビジネスモデルの検証など

研究者紹介

大島 直樹 (おおしまなおき)
豊橋技術科学大学 次世代半導体・センサ科学研究所  講師
researchmap

研究者からのメッセージ(企業等への提案)

この技術にご興味をお持ちの企業の技術相談をお受けします。また共同研究等のご検討の際にはご連絡ください。

知的財産等

掲載日:2020年06月25日
最終更新日:2023年06月23日