文部科学省・令和6年度「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」(タイプⅠ:地域連携型)に採択されました。
トピックス | 2024年11月25日
令和6年度「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」(タイプI:地域連携型)に、本学が申請した「グローバルテック・イノベーターを育む多文化共修キャンパスの創出」が採択されました。「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」は、大学等が教育研究活動を行う国内外の地域における課題について、その抽出から分析、解決策の検討及び提案、社会実装に至るまでの過程において、日本人学生と外国人学生がそれぞれの文化的多様性を活かし共に学修することを「多文化共修」と位置付け、これらの共修科目や科目群・コース等の開発・実施・普及を推進するために、文部科学省が本年度から開始する事業です。
事業を実施する大学等が、多文化共生社会の実現を牽引し、さらに多文化共修による教育研究活動が、国内外の課題解決策の提案や社会実装の先にある「ソーシャルインパクト」の創出につなげていくことが期待されています。
本学が採択された「タイプI:地域連携型」は、大学等が所在する、ないし教育研究活動を行う地域等との連携による多文化共修科目等の開発・実施等に関する取組を支援の対象とするものです。
「グローバルテック・イノベーターを育む多文化共修キャンパスの創出」では、本学の強みを生かした3つの柱『技術を科学する共修キャンパス』、『世界とつながる共修キャンパス』、『学びが視える共修キャンパス』による共修キャンパスを創出することで、我が国の伝統的なものづくり技術とグローバル時代の最先端技術を融合し、欧米の模倣ではなく日本独自の強みを基盤とするグローバルイノベーションを生み出すために必要な力、
(1)技術科学創成力:問題の本質を探り当て、社会を変革する技術をデザインする力
(2)グローバル共創力:多様な価値観・知識・経験を持ったメンバーとチームを構成し、共に学びながら共創する力
(3)インクルーシブなリーダーシップ力:チームメンバーの文化や個性の違いを超えて共感を醸成し、チーム全体を牽引する力
を有する『グローバルテック・イノベーター』を育成し、10年後・20年後の我が国のものづくりに大きく貢献するという構想です。
本事業による3つの柱創出を通して、地域における「グローバル・ハブ」として、本学と地方自治体や産業界が双方向的に連携する仕組みを構築することで、留学生と地域の相互理解を促進し、グローバルマインドを地域とともに醸成し、成果を「多文化共生のまちづくりのモデルケース=豊橋モデル」として他大学等の好事例として横展開し、波及・普及させることを目指しています。
●プログラム概念図
●3本の柱