共生細菌のつくる化合物が試験管内タンパク質合成を促進 ~有用物質の工業生産効率改善に期待~
プレスリリース | 2024年6月 5日
豊橋技術科学大学 先端農業・バイオリサーチセンター 中鉢 淳 准教授の研究チームは、昆虫共生細菌の産生する化合物「ディアフォリン」が、大腸菌由来成分を用いた試験管内タンパク質合成系の活性を促進することを明らかにしました。
ディアフォリンによる大腸菌増殖・物質生産促進の作用機序の一端を解明するもので、細菌を用いた有用物質の工業生産効率改善への応用が期待されます。
本研究成果は2024年6月4日にMicrobiology Spectrum誌上にオンライン発表されました。