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【新型コロナウイルス感染症関連】「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」に関する研究成果の中間発表について

トピックス | 2020年6月 5日

本学機械工学系の飯田明由教授、吉永司助教が参画し、 理化学研究所が中心となり進めている研究 「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(課題代表者;理化学研究所/神戸大学 坪倉誠教授)」の中間結果が、 このほど公開された。

この研究は、理化学研究所がスーパーコンピューター「富岳」を優先提供する新型コロナ関連研究の一つで、通勤電車や小規模オフィス、教室や病室といった室内環境において、新型コロナウイルスの特性を考慮した飛沫の飛散状況などの予測に取り組んでいるもの。

今回公表されたシミュレーション結果では、マスクの有無による飛沫の飛散の様子を実験と計算で調べ、マスクと顔の間に隙間がある場合に飛沫が拡散することがわかった。 また、オフィスなどで使われるようになってきたパーティション(仕切り板)の高さが、人の鼻程度の高さでは飛沫を防ぐ効果が低く、人の頭の高さ程度まであれば効果が高いことが推定された。

シミュレーション結果を動画化し、飛沫の広がりを視覚的に示すことで、今後、マスクやパーティションなどの効果的な活用がさらに進むことが期待される。

飯田教授、吉永司助教は、流体力学、音響工学を専門としており、今回の研究にて中核的役割を果たしている。


【研究詳細はこちら】(理化学研究所 計算科学研究センター)

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