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板材プレス成形中の3Dプリンター製樹脂型の変形挙動をデジタル画像相関法により可視化
安 部 洋 平
機械工学系 准教授
豊橋技術科学大学機械工学系材料機能制御研究室において、長野工業高等専門学校、ラジャマンガラ工科大学イサン校(タイ)と共同して3Dプリンターで製造したプラスチック型による金属板のV曲げ加工においてデジタル画像相関法を用いて可視化し、工具と板金の変形挙動が評価されました。本手法は、金属薄板の曲げ加工の際のプラスチック型の変形を明らかにし、特に小ロット生産における金属薄板プレス製品加工用プラスチック型の設計の可能性を広げます。安部洋平准教授率いる研究チームは、デジタルカメラによる観察とデジタル画像相関法を組み合わせて3DプリントされたPLA樹脂パンチとダイ、金属板の変形挙動に及ぼす金型形状の影響を評価しました。本研究では、板材プレス成形におけるプラスチック型の変形挙動を測定することに成功しました。これらの知見は、産業用プラスチック型設計における潜在的な進歩を示唆しています。