2020.03No.149(オンラインNo.31)

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輝くギカダイ卒業生

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もくじ

Chapter1「ものづくり」の達成感や技術者としての矜持が重要

1982年3月 旧建設工学専攻 修士課程修了
戸田道路株式会社 代表取締役社長
佐藤 小次郎(さとう こじろう)氏

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■会社の特徴・大切にしていることは何ですか?
 キャッチフレーズは『未来につながる確かな道づくり』。『人を大切にし、技術の研鑽に努め、事業を通して社会に貢献します』を当社の経営理念としています。戸田建設(東証一部上場のゼネコン)グループの中核会社として舗装工事、上下水道工事、電線共同溝工事など、皆さんが安心し豊かなくらしを享受できるような社会資本を整備するという大切な仕事の一翼を担い、業績を着実に拡大してきました。

■大学に通っていた頃の一番の思い出は何ですか?
 大学院の2年間は豊橋駅近くの上伝馬町に下宿しており、その頃によく通っていた居酒屋さんがあります。父と同年代の親父さんが経営している『一休』という居酒屋で、研究室からの帰宅途中に良く立ち寄りました。その時、常連さんにただ酒をご馳走になったこともあります。議論好きで海の物とも山の物とも知れない若者を、豊橋の皆さんは温かく見守って下さいました。これが一番の思い出です。

■大学で学んだことで、仕事に役立っていることはありますか?
 大学で研究していたことは河川や水文の研究。水工研究室に所属していました。意識していたわけではありませんが、これが前職とピッタリと当てはまったのです。まだ戸田建設に務めていた頃、28年間従事していたのはダム現場。ダムは河川を切り回し河川内に構造物を造る工事のため、大学で学んだことがとても役立ちました。

■仕事でのやりがいや、今後の課題を教えてください。
 厳しい自然条件の中、チーム一丸となりダムなどの構造物を造り、それに対して、地元の皆さんから労いの言葉を頂いた時に土木技術者としてのやりがいを強く感じます。現在は、会社の経営に携わっておりますが、若い職員に「ものづくり」の達成感や技術者としての矜持を経験させること。これはとても重要なことと考えております。

■学生(高校生や高専生、技科大生)へ向けたメッセージをお願いします。
 ゼネコンやサブコンでは高専や技科大出身の会社幹部を多数輩出しております。高専や技科大の出身者の実力が適正に評価される時代。良く学び、良く遊び、そして色々な立場で社会に貢献できるように、何事にも前向きに取り組んでください。

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Chapter2イベントReport 第1回ホームカミングデーを開催しました。

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 2019年11月16日(土)に豊橋技術科学大学"初"となるホームカミングデー2019を開催しました。
 「技科大、豊橋、青春の地に集合!」をメインテーマに、ギカダイ卒業生及び教職員OB・OGが、ここ豊橋技術科学大学に集結しました。
 さまざまな思い出が語られるとともに、若かりし頃の姿がスクリーンに映し出されると歓声や笑い声があがっていました。
 また、施設見学ツアーも行われ、時代を経て進化したギカダイをご覧いただきました。「あの学生宿舎の1階のあそこの部屋に住んでいた!」など、昔の記憶が鮮明に蘇ったり。夕方からは交流会が開かれ、懐かしい恩師や友人との再会で大いに盛り上がりました。
 「ONE TEAMとなり、本学を一層盛り上げていきたい。」開学から43年。過去と現在がつながり、未来へ続く架け橋がはっきり見えたような気がしました。

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