2020.03No.149(オンラインNo.31)

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ギカダイ生の今!『海外留学で見えた景色』

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もくじ

Chapter1日本ではできないような経験

機械工学 博士前期2年、富山高専出身 谷口 和輝(たにぐち かずき)さんtempaku149ima6.1.pngtempaku149ima6.3.png

 豊橋技術科学大学-シュトゥットガルト大学ダブルディグリー・プログラム

博士前期課程に入学と同時にシュトゥットガルト大学(大学院修士課程)に入学し、それぞれの大学にて1年以上の教育・研究指導を受け、修了要件を満たすと、両大学院の学位が取得できる。

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豊橋技術科学大学を進学先に選んだ理由の一つに留学制度が充実していたことがありました。特に私の留学プログラムでは、語学だけでなく研究や専門科目の講義も履修できるため、充実したカリキュラムで勉学に励むことができました。ドイツ留学前はかなり不安を感じていましたが、ルームメイトや他の留学生と直ぐに打ち解けることができ、休日はドイツの美味しいビールを一緒に楽しんだりしました。また長期休みには留学生の友人たちと一緒にドイツ国内やヨーロッパ内の国々も訪れました。留学に少しでも興味があれば、挑戦されてはいかがでしょうか。

#2019.3.1~2020.2.29 #ドイツ #シュトゥットガルト #シュトゥットガルト大学 #Schloss Neuschwanstein(Füssen)、Mercedes-Benz Museum、Reinfall(Switzerland) #ドイツビール #サッカー

Chapter2挑戦することの楽しさを学びました

建築・都市システム学 博士前期1年、豊川高校出身 山本 若菜(やまもと わかな)さん/tempaku149ima7.1.pngtempaku149ima7.3.png

 海外実務訓練

 「実務訓練」は学部4年生の必修科目で、産学連携教育として企業で実習を⾏う。国内企業のみならず、希望者は海外の企業や大学・研究機関での実務訓練が可能。

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多くの人に出会い、海外で生活してみたいと思い海外実務訓練を志望しました。寮生活が始まった当初、私はYESとNOしか言えないほどに英語を話すことができませんでした。しかし、優しく明るいマレーシアの先生方や多くの友人に囲まれ生活していく中で、少し勇気を出して、食べたことのないものを食べてみることや、英語・マレー語を話してみるなど挑戦することの楽しさを学びました。辛い食べ物だらけで、シャワーが水のみだったこと、トイレがびしょびしょだったことも含めて海外実務訓練での経験と出会いは私の大切な宝物です。Sangat Terima Kasih!

#2019.1.5~2019.2.23 #マレーシア #ペナン #マレーシア科学大学・REDAC #George Town #Nibong Tebal #Saya suka buah

Chapter3途上国の問題を解決したい大きな糧となりました

応用化学・生命工学 学部3年、香川高専出身 尾崎 友亮(おざき ゆうすけ)さんtempaku149ima4.1.pngtempaku149ima4.3.png

 羽ばたけ!TUT学生海外研修応援キャンペーン

本学オリジナル企画の海外研修及びフリープラン型海外研修に参加する学生を支援し、より多くの学生に海外研修の機会を提供する。

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私は開発途上国の廃棄物、貧困問題を解決する適正技術の検討、開発するための経験を得るため羽ばたけフリープラン型研修の支援を受けました。ジャンクショップで劣悪な環境の中仕事をしている方々、貧困地域で生活している方々、ストリートチルドレンとして生きている子どもたちは、一日の生活費を稼ぐことに必死ながら、将来良い生活をしたいと望んでいました。貧困地域でのホームステイを含め、現地の方々に密着した活動は、私の価値観を変え、今後の途上国の問題を解決したい自分の気持ちの大きな糧となりました。

#2019.9.15~2019.9.21 #フィリピン #マニラ #認定NPO法人ソルト・パヤタス #パヤタス地域 #カシグラハン地域 #ジャンクショップ #スラム #貧困地域 #衛生環境の劣悪さ

Chapter4多様な考え方を吸収でき視野を広げることができました

機械工学 博士後期1年、新居浜高専出身 松木 大輝(まつぎ だいき)さんtempaku149ima3.1.pngtempaku149ima3.3.png

JSTS/ISTS (持続可能な社会構築への貢献のための科学技術に関する⽇本セミナー・国際セミナー)

SDGs17 をベースとしたワークショップや様々な交流活動をとおしてグローバルリーダーに不可欠なグローバルコミュニケーション能力と多様な集団で協働する能力を向上させることを目的に開催される。

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言語も文化も異なる環境に身を置き、現地の人々と意見交換を行うことで、多様な考え方を吸収でき視野を広げることができました。写真はワークショップ時にタイの友達と撮ったもので、様々な国の学生と共通の課題に向き合い、課題解決の糸口を見つけるために協力したことは大変良い経験でした。また、アユタヤでのエレファントライディングも印象的であり、勉学だけではなく現地で観光したことは日本では決して味わうことのできない感覚に浸ることができ、これもまた良い経験でした。最終日には、ワークショップの成果を英語で発表し、英語力の向上も図ることができ、大変有意義な海外経験をしました。

#2019.10.7〜2019.10.14 #タイ #バンコク #タマサート大学 #アユタヤ #エレファントライディング

Chapter5様々な文化的・宗教的背景の価値観に触れることができる

情報・知能工学 博士前期1年、広島商船高専出身 藤井 琢也(ふじい たくや)さんtempaku149ima2.1.pngtempaku149ima2.3.png

豊橋技術科学大学−東フィンランド大学ダブルディグリー・プログラム

博士前期課程に入学と同時に東フィンランド大学(大学院修士課程)に入学し、それぞれの大学にて1年以上の教育・研究指導を受け、修了要件を満たすと、両大学院の学位が取得できる。

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フィンランド滞在も5カ月目に入り、こちらでの生活も日本と変わらないなと感じています。出発前までの様々な不安が嘘のようです(笑)。フィンランド政府が教育に力を入れていることもあり、大学には多くの留学生が世界中から集まっています。実際、受講した授業では留学生が過半数を占めており、様々な文化的・宗教的背景の価値観に触れることができ、毎日が新鮮です。このような環境で学生生活を行うことは、勉強面だけでなく、人としての成長を大きく助けてくれていると実感しています。後押ししてくれた指導教員や家族、友人に感謝です。

#2019.8.15~2020.9.30 #Finland #Joensuu #University of Eastern Finland #Double Degree Program #FaceBookのプロフィールカッコよくなる

Chapter6学生の政治観や国民性まで垣間見ることができる

電気・電子情報工学 博士前期1年、東京高専出身 吉原 優紀(よしはら ゆうき)さんtempaku149ima8.1.pngtempaku149ima8.3.png

官⺠協働海外留学支援制度〜トビタテ!留学JAPAN⽇本代表プログラム〜

文部科学省及び⽇本学生支援機構による企業等と連携し、グローバル人材育成のコミュニティを構築、海外体験を通じて、世界で活躍できる人材を目指す海外留学支援制度。

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海外で活躍できる技術者になりたいという思いと、海外での学生生活への憧れと興味から、半年間の課題解決型インターンシップを履修しました。渡航当時、英国はちょうどEU離脱で揺れる最中でしたが、ヨーク大学は世界中から学生が集まる英国屈指の大学。多国籍な研究メンバーや効率重視の研究スタイルだけではなく、国難に直面する学生の政治観や国民性まで垣間見ることができる、とてもいい機会になりました。ヨークは中世の面影を残す古都で、大学帰りに街をぶらついたり、週末はシェアハウスの友人と出かけたり、充実の毎日を過ごすことができました。

#2019.1.4~2019.7.3 #イギリス #ヨーク #University of York #ヨークの友人 #中世の街並み #紅茶がおいしい #お酒もおいしい

Chapter7国際的に活躍するために必要な実用的な経験を積んできました

電気・電子情報工学 博士前期1年、長野高専出身 田中 哉太(たなか かなた)さん tempaku149ima5.1.pngtempaku149ima.5.3.png

博士課程教育リーディングプログラムグローバルサマースクール

リーディングプログラム(産業界、海外連携拠点と連携し、人間の理解に立脚した新しい技術の地平を切り拓く博士人材「ブレイン情報アーキテクト」を養成することを目的としたプログラム)で、マレーシア科学大学と合同で約2週間にわたって⾏われるサマースクール。マレーシアの先住民が暮らすエリアでフィールドワークを⾏う。

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約1週間、マレーシアのコタキナバルでマレーシア科学大学の方々と一緒にフィールドワークを行なってきました。小学校やジャングルの近くにある村で記憶に関する実験データ集めや、最後には発表会を行うことで国際的に活躍するために必要な実用的な経験を積んできました。小学校を訪れた際に日本の怖い話をせがまれたのですが、自分より詳しかったことはとても印象的でした。アニメや漫画以外にも有名な創作物があるとは思っていませんでした。マレーシアにはおいしい果物や豊かな自然、優しい人たちや猫もいるといった、研究者として国際的に活躍していくための経験だけでなくてマレーシアのことも知れたことが良かったと感じています。

#2019.9.13~2019.9.23 #マレーシア #コタキナバル #シャボン玉の写真は独立記念日の催しの時に撮影 #キナバル山 #聖アグネス #マレーシアは寒い #マレーシアの小学校で流行る日本の怖い話

Chapter8新しいバイオニクスイノベーションの設計をしたい

機械工学 学部3年、群馬高専出身 Aiman Faruq(アイマン ファルク)さんtempaku149ima1.1.pngtempaku149ima1.3.png

羽ばたけ!TUT学生海外研修応援キャンペーン

本学オリジナル企画の海外研修及びフリープラン型海外研修に参加する学生を支援し、より多くの学生に海外研修の機会を提供する。

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私は将来、新しいバイオニクスイノベーションの設計をしたいと思っています。バイオニクスによって、身体が不自由な方が思った通りに動かせる義足や、肉体労働者の身体的負担を減らす機械などを作ることができます。夏休みに、主に人間の身体機能を補助する外骨格装置に関する研究を行っているニューヨーク市立大学の研究室で4週間を過ごしました。モーションキャプチャーシステムの構築およびテスト運用を行うプロジェクトを任され、初期セットアップや自分自身を被験体に実際にモーションキャプチャーを行いました。多文化都市のニューヨーク。ニューヨークの道でアメリカ人かそうではないかを見分けることは出来なかったです。

#2019.9.5~2019.9.31 #アメリカ #ニューヨーク #ニューヨーク市立大学シティカレッジ #Biomechatronics and Intelligent Robotics Lab #マサチューセッツ工科大学の博物館 #ボストンのサウス駅に旅行 #節約のため皆で料理を作った

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