2017.02No.143(オンラインNo.25)

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キャンパスライフ

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もくじ

Chapter1自転車で世界に挑む旅

機械工学課程2年
溝口 哲也(みぞぐち てつや)

こんにちは。トライアスロン部の溝口哲也です。

皆さんは自転車で移動しながら旅行をしたことがありますか。

自転車というと、通学や買い物などのちょっとした移動で便利な乗り物のイメージがありますが、実は国境を跨ぐような長距離移動もできるんです。

私は自転車ブランド「ブルーノ」が展開する「若者よ、旅に出よ」という企画に選ばれて、二ヶ月間に渡りヨーロッパを自転車で一周しました。スペインから始まり、アルプス山脈を越えて、フランス、ドイツ、イギリスなど12カ国を巡りました。日本とは言葉、食事、気候など全てが異なる地に戸惑いながらも、現地の人々に助けられながら5,000kmの道のりを走りきることが出来ました。

自転車で世界を旅するということは、普通の旅行とは異なります。壮大なフィールドを自転車で移動することが大変なことは想像に容易く、毎晩知らない場所で寝床確保(野宿)しなければなりません。自分一人の力で進んでいくしかないのです。しかし、大変なことばかりではありません。立ちはだかる山脈を自力で超えるような体験は大きな達成感を生み、自信に繋がります。また、旅行中には様々な出会いがあります。応援してくれる人達、家に招いて泊めてくれた人達と出会えたことはかけがえのない財産になります。特に自転車でお互いに励まし合って走ったりすれば、年齢や国籍を越えて良き友人になれます。

今回のヨーロッパの旅を終えて率直な感想は「もっと世界中を走ってみたい」でした。次は3月に同企画で香港からタイ、バンコクまで走ります。ヨーロッパとは違い、発展途上国の貧しい地域を通ります。そして私はバンコク日本人学校の卒業生です。いつも飛行機で移動していた距離に自転車で挑むことも一つのテーマです。第二の故郷に向けて自転車を走らせていきます。

圧巻のケルン大聖堂
圧巻のケルン大聖堂
モン・サン=ミシェル
モン・サン=ミシェル

Chapter2[武道部]紹介

武道部部長
情報・知能工学課程3年
水原 宝英(みずはら ほうえい)

こんにちは。武道部部長の水原宝英と申します。

[武道部]紹介

武道部は平成13年に創部し、顧問の中森康之先生のご指導の下、毎週水曜日と土曜日に剛柔流空手と古武道の稽古を行っております。特に土曜日は毎週OBやOGの方々も参加し、私たち学生部員の指導をしてくださいます。

武道部が行っている空手の稽古には基本、約束組手、型などがありますが、中でも最も重要なのが型稽古です。型には決められた形(かたち)があり、その形に沿って動きます。最初はとても窮屈さを感じますが、そこで型を変えるのではなく"その通りに動けない自分"を変えて繰り返し型を行うことで、自分の殻を破り、より自在に動けるようにしていきます。このように武道部では、武道を通じて今までの自分からブレイクスルーすることで、身体的にも精神的にも成長することを目標としております。

また武道部では、学外の方々に私たちの稽古の成果をお見せする場として"武道部演武会"を毎年開催しております。演武会では後援・協賛、ポスター作成の依頼や外部への告知など様々な準備・運営を学生が主体となって行います。これら演武会の仕事を通じて相手に対する礼儀作法や配慮、問題解決能力やコミュニケーション能力などを養います。これらは将来社会で求められる能力でもあり、演武会を通してこれらの能力を身につけることは非常に有意義な事だと思います。演武会もまた、人として成長する修行の一環となっているのです。

武道部で稽古を積み、修業を乗り越えて本学を卒業されたOB・OGの方にとって、武道部で得られた経験は一生の宝になっていると聞いております。これからも武道部員一同、さらなる成長を目指し日々精進してまいります。

[武道部]紹介
[武道部]紹介

Chapter3「成長」

情報・知能工学専攻博士前期課程1年
Bui Minh Vu(ブイ ミン ブー)

こんにちは。情報・知能工学専攻1年のBui Minh Vuです。

僕は2012年豊橋技術科学大学の学部1年に入学し、かれこれもう5年経とうとしています。僕は日本語学校には通わずに、海外から書類を提出し、入学しました。海外から直接技科大の学部に入学した留学生は初めてだったそうです。

入学した当初はあまり日本語が得意ではなかったため、講義やレポートなどかなり苦労しました。ですが、困ったときは周りの日本人学生や先生、国際課の職員の皆様が助けてくださいました。それがきっかけで親しい友達が多くでき、今でも一緒に遊んでいます。

学部4年から視覚認知情報学研究室に所属し、卒業研究を行いました。研究室は素晴らしい先生方や先輩方に囲まれており、非常に恵まれた環境だと思っています。そのおかげで、学部の卒業研究発表会では優秀卒業研究発表賞を受賞することができました。また、学部4年の実務訓練ではドイツのダルムシュタットにあるFraunhofer Institute for Computer Graphics Research IGDで2ヶ月間インターンシップ生として研究を行いました。2ヶ月という短い期間でしたが、成果を出すことができ、アメリカで開催された国際学会において口頭発表を行いました。

豊橋技術科学大学に入学したことで、色んな人と出会い、様々な刺激を受け、自分を成長させることができました。また、昨年はドイツ、フランス、マレーシア、アメリカなど多くの国に行く機会もあり、非常に充実した日々を過ごすことができました。

現在は博士前期課程の学生であるとともに、博士課程教育リーディングプログラムの履修生として、優れた研究成果を残せるように精進しています。これからも残りの学生生活を楽しみながら引き続き、邁進していきます。

卒業研究発表会
卒業研究発表会
海外実務訓練先での送別会
海外実務訓練先での送別会

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