2024.03No.157(オンラインNo.39)

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ギカダイ生の今!

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Chapter1技科大祭に密着!~看板作り編~

7月の学内某所では、技科大祭に向けて、すでに着々と準備が進んでいます。
中でも今回は、技科大祭の顔ともなる「看板」の制作チームを覗いてみました。

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看板作りを進める実行委員会の皆さん

      目次

      1.看板の製作工程
      2.今年は看板から大規模に!
      3.看板作りに懸ける意気込み

1.看板の製作工程

(浜田)技科大祭実行委員会で看板制作のまとめ役をしております、学部4年の浜田蓮です。

(松岡)今日はよろしくお願いします。まず、看板作りとはどのようなことするのか、実際の製作過程について教えてください!

(浜田)まずは材料の発注から始まります。看板の基礎となるベニア板と、ラマン材という看板を支える柱となる資材を業者さんと実際にやり取りをして発注します。それと並行して画材などの足りないものを話し合って購入します。

(松岡)材料発注のために業者さんとのやり取りから始まるんですね。
そこからやるのか、と個人的にとても驚いているのですが、結構大変だったりするんですか?

(浜田)年々やっている中で発注する業者も決まっていて、先方の業者さんもわかってくださっているみたいでしたので、そこまで大変さはなく、円滑に進めることができました。

(浜田)発注した材料が届き次第、早速作業をするんですけど、まずは事前準備から始めます。
ベニア板はもちろん最初は木の色なので、看板の絵の下書きの前に、ベニア板を白色のペンキで塗装する白塗りという作業をして絵の下地を作ります。
それから看板の下書きです。看板のデザイン画をプロジェクターで白塗りをしたベニア板に投射してその線に沿って下書きをします。その後、下書きした線に沿ってマスキングテープを使って枠取りをします。
今日やっている作業はこのマスキングテープを貼る作業ですね。その後、ローラーを使って看板を塗装して完成です。

(松岡)なるほど、ちょうど今も作業をされていて看板の一部を見ているのですが、全体像がすごく気になりますね。
看板のデザインはどのように決定したのでしょうか?

(浜田)デザインは大学内で募集して、公募された看板のデザイン案の中から優れた作品を技科大祭実行委員会の中で投票して決定しました。

(松岡)出来上がりが楽しみですね。こちらの看板は、塗装が完了したらようやく完成、という感じですか?

(浜田)看板自体はそこで完成なんですけど、ベニア板のみだとステージに設置することが難しいので、ラマン材を看板の各辺に固定してとっかかりを作ります。そして、ラマン材とステージの骨組みを紐で固定して看板を設置します。ここまでが、一連の看板制作の工程になります。

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会場局長を務める浜田さん


2.今年は看板から大規模に!

(浜田)今年は大学の正面入り口にあるロータリーに設置する看板も製作する予定なので、2つを並行して作業しています。

(松岡)ロータリーとステージ正面の看板を製作しているんですね。確か昨年の技科大祭はステージ正面だけだったような...

(浜田)昨年は小規模での開催になっていたので、ロータリーの看板がなかったんです。それに、正面ステージの看板もベニア板12枚程度の大きさでした。
今年は、ロータリー看板の設置に加えてステージ前の看板も大きくなっていて、ベニア板の枚数で言うと、ロータリー看板で8枚、メインステージ看板で24枚の合計32枚にもなります。なので、看板に使用するベニア板の合計枚数も前回と比較してかなり増えています。

(松岡)すごい量ですね!制作の見通しを立てて計画するの大変じゃないですか?

(浜田)実は7月あたりから制作を始めているんですけど、正直間に合うのか不安ですね。夏休みになると来るのが難しくなると思うので、やれるときに少しずつやらないといけないです。

(松岡)夏休みを通して準備をすることはそういった意味でも大変な部分だと思います。
ちなみに看板作りにはどれくらいの人数がかかわるのでしょうか?

(浜田)会場局と呼ばれる係に所属している実行委員会のメンバーが僕をいれて16人くらいです。ただ、16人の中には模擬店局の人もいるので、看板作りの担当の人はもっと少ないです。

(松岡)そんなに少ない人数で看板を作成するんですか!?

(浜田)少ないですね。ただ、看板作り・会場係以外の人たちも参加してくれるので、実際はもっと多くの人が参加しています。今はテストや授業で忙しいですけど、これから参加する人が増えていくと思います。
看板作りは編入生である3年生間や上級生との親睦を深めるための交流の場所としての位置づけもあるので、交流をとりつつ実行委員会で一丸となって活動できればと思っています。

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学業の傍らで、コツコツと作業を進めます


3.看板作りに懸ける意気込み

(松岡)最後になりますが、看板作りをするうえでの浜田さんの意気込みを教えてください。

(浜田)技科大祭に参加してくれる学生や地域の方々にいい看板だなと思っていただける看板を作っていきたいと思っています。そして、実行委員会の人たちに、協力して活動する経験や一丸となって活動する楽しさを知ってもらえるように看板作りのリーダーとしてみんなを引っ張っていこうと思っています!

(松岡)今日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!


技科大祭まであと3か月。
次回は、技科大祭実行委員会の委員長に密着します!



Chapter2技科大祭に密着!~夏休み編~

前期の期末テストが終わり、夏休みを迎えた学内。10月開催の技科大祭に向けて、実行委員会もいよいよ本格的に熱を入れた準備を進めています。
今回は、そんな技科大祭実行委員会を束ねる委員長・副委員長のお二人にお話を伺いました。(委員長:濱野、副委員長:近藤)

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      目次

      1.技科大祭実行委員会のお仕事
      2.今年の技科大祭の見どころ
      3.開催への意気込み

1.技科大祭実行委員会のお仕事

(松岡)早速ですが、技科大祭実行委員会の皆さんは、普段なにをされているんでしょうか?

(濱野)僕たち技科大祭実行委員会は、毎年10月に開催される技科大祭の運営、準備から企画、当日の運営などを行っています。
技科大祭で行う企画の考案や、ステージの発注、ゲストとして迎える芸能人の事務所とのやり取りなど、すべて学生で行っています。

(松岡)どのように準備を進めていますか?

(濱野)4月に実行委員会に新しいメンバーが入ってきます。それと同時にどんな企画をするのか、芸能人を呼ぶのか、会場の規模などを会議で決めていきます。
7月くらいまでは会議がメインで、それ以降は全体でステージやロータリーに立てる看板を作成します。

(松岡)今回の取材では、実行委員長と副委員長のお二人に来ていただいていますが、お二人はそれぞれどのようなお仕事をしていますか?

(濱野)私は、主に全体の取りまとめや外部とのやり取り、スケジュール管理などをしています。
(近藤)私は、会議のセッティングや、実行委員会に新しいメンバーが入る前に、技科大祭の説明をするスライドなどを作っています。また、委員長のサポートもしています。

(松岡)実行委員会のメンバーは、新入生歓迎会で募集をかけているんでしょうか?

(濱野)そうですね。説明をして、興味がある人に説明会に来てもらうような形です。

(松岡)技科大祭実行委員会の人数はどれくらいなんですか?

(濱野)今は総勢70名弱で活動しています。そのうち、新入生が半数弱ですね。

(松岡)ということは、新入生歓迎会で呼び込みに大成功したんですね(笑)

(濱野)そうですね(笑)過去には40人程度で活動していたこともあるので、今年は例年の倍くらいの人数で活動できています。

(松岡)コロナ禍後初めての規模の大きい技科大祭ということもあって、人気があるのかもしれないですね。
委員会の人数が70人というのは多いと思いますが、指示を出していく上で実際どうですか?


(濱野)ぶっちゃけ多いです(笑)どうしても70人だと、全員が全員本番までに仕事をしてもらうのは難しいです。看板づくりなど、人手が必要なところを手伝ってもらうようにしています。技科大祭の規模としてはコロナ禍に比べて大きいので、当日の設営などでも頑張ってもらいたいと思っています。

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技科大祭実行委員会 委員長の濱野さん


2.今年の技科大祭の見どころ

(松岡)続いて、今年の技科大祭がどんな感じなのか、企画などについて聞かせてもらいたいと思います。
コロナ禍以降初めての対面での大規模開催だと思いますが、コロナ禍とコロナ禍後でなにか変わった点はありますか?


(濱野)違いとしては2つあります。
1つめは、コロナ禍前と同様に、地域の方にも来ていただけるようになったことです。また、外部のゲストの方も呼ぶことができるようになりました。今年は、お笑い芸人のタイムマシーン3号さんと納言さんに来ていただいてコントをしてもらう予定です。また、天伯のダンスチーム「どりーむきっず」の子どもたちに来てもらってステージでダンスを披露してもらいます。2つめは、模擬店で飲食系のお店を出店する許可が出たことです。

(松岡)学内の人だけでなく、地域の方々にも楽しんでもらえるイベントにしていこうということなんですね。

(濱野)コロナ禍前の技科大祭に戻していきたいという思いはあります。
これから復活していく第一歩を私達で踏み出せればという思いを基に活動しています。

(松岡)お二人が気になっている模擬店はありますか?

(濱野)ロボコン同好会が世界大会で優勝した機体の展示があるので見どころだと思っています。小型のロボットを動かしたり体験できるコーナーもあるらしいです。

(近藤)マレーシアやベトナムの留学生がその国の料理を出してくれる模擬店があります。普段豊橋ではそういうお店はあまりなかったり、入る勇気が出なかったりすると思いますが、模擬店なら簡単に食べられると思います。また、そこで留学生との交流も生まれるのかなと思うので、ぜひ行きたいなと思っています。

(松岡)ロボコン同好会の展示や留学生の模擬店というのは技科大祭独自の特徴ですね。

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技科大祭実行委員会 副委員長の近藤さん


3.開催への意気込み

(松岡)最後に、これから本格的に忙しくなっていくと思いますが、当日に向けての意気込みや、どんな技科大祭にしたいかを教えてください。

(濱野)技科大祭の規模を拡大していきたいということと、大学の活気を取り戻したいという思いがあります。ステージ前のスペースが無くなるくらい人を集めたいと思っています。
第46回の技科大祭が今後の技科大祭につながるようなものにしたいです。

(近藤)去年の技科大祭は、天候が悪かったりコロナが流行っていたりして満足に大きな規模で行うことができませんでした。今年は制限も緩和されてきたので、参加者だけでなく運営側も楽しめるような技科大祭にしたいと思っています。

(松岡)今回は貴重なお話をありがとうございました!


技科大祭の様子は、特集にて実行委員会のメンバーとともに振り返ります。
当日までの苦労や思い出など、裏話がたくさん!
さらに、ギカダイ百景でも技科大祭の様子を写真でご紹介します。



取材:松岡翔平
執筆:松岡翔平、葛西彪斗
編集:天伯編集部

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