
「知の拠点あいち重点研究プロジェクトⅤ期」 未利用温室で珪藻の大量培養を実証 ~新たな農業ビジネスモデルの実現へ~
プレスリリース | 2026年10月26日
愛知県と公益財団法人科学技術交流財団(豊田市)は、本県産業が抱える主要な技術的課題の解決を目指して、産学行政連携の研究開発プロジェクト「知の拠点あいち重点研究プロジェクトV期」を2025年度から実施しています。
このうち、研究分野「アグリ・フィッシュ」の研究テーマ「農地を活用した藻類事業の実現に向けた培養技術の開発と機能性試験」では、豊橋技術科学大学の広瀬侑准教授を研究リーダーとする合同会社サイナルジ(豊橋市)、株式会社Seed(シード) Bank(バンク)(京都市)、京都大学、北海道大学の研究グループが強酸性環境で生育できる珪藻「ピンヌラリア」に着目し、屋外での培養に適した大量培養装置の開発に取り組んでいます。
微細藻類の一種である珪藻は、食品・餌料・エネルギーなど幅広い用途が期待される一方、屋外環境で安定的に大量培養することが難しく、実用化に向けた大きな課題となっていました。
この度、珪藻の大量培養装置の本格稼働に併せて、農業用温室で実施する実証実験の様子を合同会社サイナルジの実証試験温室で報道機関向けに公開しますのでお知らせします。
本実験では、将来の事業化を見据え、一温室当たり年間100kg以上の珪藻の生産を目標としています。
今後、本研究の成果により、未利用となっている施設園芸用温室を高付加価値な微細藻類の生産拠点として活用する新たなビジネスモデルを構築し、農業の高付加価値化や地域産業の活性化につながることが期待されます。



