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菅裕明 氏(東京大学大学院理学系研究科 教授、ペプチドリーム株式会社 社外取締役 )を講師に迎え、豊橋技術科学大学プレステージレクチャーズを開催しました。

イベント報告 | 2017年4月27日


菅裕明 氏(東京大学大学院理学系研究科 教授、ペプチドリーム株式会社 社外取締役 )を講師に迎え、豊橋技術科学大学プレステージレクチャーズを開催しました。

日時: 平成29年4月20日(木)14:40~16:10
場所: 本学講義棟 A2-101
テーマ: イノベーションは大学教員にできるのか:ペプチドリーム流ビジネスモデル
講師: 菅裕明 氏(東京大学大学院理学系研究科 教授、ペプチドリーム株式会社 社外取締役)
詳細はこちら をご覧ください。

菅先生は、「異端は認められた瞬間に先端となる」と、ご自身の研究哲学を述べることから講演をはじめられました。ともすれば先端に居ることで安心しがちな研究者への強烈なメッセージでした。次に、ご自身がペプチドリームの起業に至る前提となった基礎研究を紹介されました。そのポイントは、生物の免疫系が用意する10の11乗の種類の抗体を超える数のペプチドを人工的に用意するにはどのような戦略をとれば良いかというものでした。低分子と高分子の中間の分子量を持つ特殊ペプチドに着目し、これを造りだすために生物の持つ遺伝暗号表を人工的に書き換えるという正に異端とも言うべき研究のお話でした。そしてこの基礎研究の成果を社会に還元するという高い志を持ってペプチドリームの起業に至ったことを数々の美しいスライドとともに情熱的に講演されました。最後に「絶対にマネのできない、マネしようとも思わないレベルのイノベーションを続けろ」とのスティーブ・ジョブスの名言で講演を終えられました。学生、教職員一同感銘を受けた講演会となりました。
引き続き開催されたリーディング大学院プログラム、テーラーメイド・バトンゾーンプログラムに属する大学院生とのスーパーリーダー塾においてもなごやかな雰囲気の中、次々と出る学生の質問に、率直かつ真摯にお答えくださいました。学生にとっても得るところの多い懇談会となりました。

豊橋技術科学大学 デジタルライブラリ プレステージレクチャーズ(近日公開予定)
プレステージレクチャーズ 開催実績

菅裕明 氏

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