研究テーマ（シーズ1）
液体微粒化過程の観察と噴霧特性の測定

研究の技術分野	機械　エネルギー
研究の段階・状況	A3　基礎開発研究の段階
キーワード	液体微粒化　噴霧特性　瞬間写真観察
提案者	鈴木　孝司　　機械システム工学系
連絡先	Tel :0532-44-6667 Fax :0532-44-6661 E-mail:tahashi@mech.tut.ac.jp URL :http://www.mech.tut.ac.jp/~takashi/

液体の微粒化技術は、自動車用エンジンにおける燃料噴霧の生成をはじめ、噴霧塗装、粉末製剤・食品の製造、液剤散布など幅広い分野で利用されている。微粒化特性を改善すれば、例えばエンジンでは排気ガス中の有害物質が低減されるほか熱効率の向上も期待できる。このためには微粒化装置における噴霧生成過程の解明と、微粒化特性の計測が必要である。本研究室では、液滴分裂・液柱分裂などの液体微粒化の素過程ならびに圧力微粒化装置や二流体式微粒化装置における噴霧生成過程について瞬間写真・ハイスピードビデオにより詳細に観察するとともに、画像解析により平均粒径の空間分布などの微粒化特性を測定しており、各種微粒化装置の微粒化特性の測定やその改善方法の提案が可能である。

主要な研究設備等

1) 瞬間写真観察の装置，液体噴流等が微粒化する過程を観察可能
2) 簡易粒径計測システム，平均粒径などの噴霧特性の計測が可能

基本となる特許・解説記事・研究論文等

1） 鈴木孝司ほか, 液体微粒化の写真観察の基礎, 微粒化, Vol.13, No.41, pp.157-165, (2004).
2） 日本液体微粒化学会編, アトマイゼーション・テクノロジー, 森北出版, (2001).

実施可能な共同研究の形態

共同研究の実施形態　　　　　　　　　　:主に大学で実施
大学への研究員等の受入　　　　　　　　:可能
企業への専門家等の派遣（不定期を含む）:不可能

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