―スローガンー
学生生活委員会は学生の皆さんの充実した大学生活を支援しています。
新入生の皆さん、新たな気持ちで大学生活を過ごしていることと思います。ここ、豊橋での生活には慣れましたか?まずは、大学での生活に対応した自分の生活リズムをつくってください。最初は不安でしょうが大丈夫です。皆さんは技科大の学生ですから。
在校生の皆さんは、大学生活、就職活動、研究活動と忙しい日々を過ごしていることと思います。これらは「明日の自分をつくる」上で大変重要です。特に最近は、就職も追い風となり、皆さんの日頃の努力が報われるようになっています。
「学生生活委員会」とは
学生の皆さんにとって重要な大学での窓口は、授業の履修や単位の修得に係わる「教務」関係と寮、奨学金、免除、サークル活動、就職などの生活全般に係わる「学生生活」関係だと思います。学生生活委員会は「教務」関係以外の学生生活全般に係わる範囲を担当しています。学生の皆さんが充実した学生生活を過ごせるようにすることを主たる任務としていますので、皆さんの率直な疑問や意見が重要となります。質問や提案には積極的に対応していきますので担任の先生、クラス代表を経由するか、あるいは学生課の窓口に直接伝えてください。いつでも歓迎します。
「何か困ったとき、悩みがあるとき」は
学生生活一般を担当している学生課には「何でも相談窓口」があります。大学生活中に起った様々な問題について事務職員が相談にのりますので気軽に利用してください。また、生活の悩みや問題についてもカウンセラーの方々を配置しております。日程や時間は掲示してあります。場所は体育・保健センターでおこなっていますので一人で悩まずにこちらも気軽に利用してください。もちろん体育・保健センターの看護師さん、担任、身近な教員でも結構ですので積極的に利用してください。
「大学生活」とは
本学は、高等学校と工業高等専門学校(高専)から進学してきた学生で構成されています。入学して初めて感じる大きな違いは、1)クラスはあるがクラスルームという特定の教室がないこと、2)授業時の座席が自由であるということ、だと思います。そのため、最初は知らない人ばかりで不安やとまどいがあったかと思います。大学はカリキュラムという授業計画を提供し、皆さんはそれを参考にして自分の学習・生活リズムをつくり出すことになります。さらに大学では高校や高専と違い、皆さんにかなりの自由が与えられており、その選択には自分の責任(自立した社会人と同様の扱い)においておこなうことになります。ある意味で大学は、「大学生はこれからの社会を支えるために勉強している」ということで社会的に寛容されている面もあります。しかしながら、「学生だから」ということで勘違いした行動はあってはならないものです。前にも述べたように大学も社会の一部であるということを認識して実りある大学生活をおくってください。
「大学で学ぶ」ということに私は2つの意味があると思います。一つは入学した学科の専門に関する学問を学ぶことです。技術を身につける場合と同じように、基礎となる学問はつまらなく感じつらいものです。しかし土台がしっかりしないと建物と同じように脆く崩れてしまいますので自分自身を鼓舞して取り組むことが必要です。科学技術の基礎を学んでいくと当たり前と思っていることが意外とまだわかっていないことが多々あることに気づきます。例えば動物のタンパク質はL型アミノ酸だけでつくられているとか地上には何故1万メートルの山がないのかなどがあります。皆さんもそれを見つけてみてはいかがですか。知的好奇心が湧きますよ。もう一つは生き方を学ぶことです。大学は社会と密接に関連していますので課外活動等を通して多くの人との出会いがあります。この「人との出会い」は、人生の幅を広げる上で大変重要であると私は思います。私も、多くの人との出会いがあり、今の自分があると思っています。人間は一人で生活しているつもりでも本当は周りの人のおかげで生活できていることが多々あります。皆さんは一人でないのです。そして出会いの場は日本だけでなく世界中にあります。「海外留学」も学生時代で出来ることです。挑戦してください。そして、多くの人と出会い、実りある経験をしてください。利害関係を越え、年齢を問わない友人を作れるのは大学時代ではないかと思います。
皆さんは「大学で何かを学ぶ」という意識を持って入学してきたと思います。卒業して振り返ったときに大学に入学して良かったと思えるような何かを学んでください。必ずあります。それが、将来役に立つ時が必ず来ます。
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