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姫路城
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本学に赴任して早くも17年が経過した。以来,何校の高専を訪問したであろうか。入試課からの訪問依頼によるものの他,数年前から建設工学系独自で実施してきた事業の出前講義(豊田高専,福井高専,米子高専,松江高専等),逆に高専側の企画の「特別教養講座」での講義依頼(徳山高専,宮城高専)。私の高専訪問は,もちろん与えられた仕事をこなすことが第1ではあるが,折角,遠くまで時間を工面していくのであるからと,周辺情報を収集しての調査も行ってきた。昨年春に明石高専を訪問したときは,朝一番の新幹線にのり,真っ先に姫路城を訪れた(写真)。桜は花吹雪状態であったが,その優雅な天守閣に37年ぶりの感激を味わった。
さて,昨年秋は,情報工学系の小宮常康先生とともに東北地区を担当した。東北6県には7高専あるが,そのうち建設系学科を有するのは4校(秋田高専,八戸高専,福島高専,宮城高専)なのでそれらを山田が,一関高専,鶴岡高専,仙台電波高専の3校は小宮先生の担当とした。かつて秋田県内の生家で18年,東北大学に19年在籍していたので,古い知人の何人かがそれら高専に在籍している。例えば,宮城高専の教務主事の丹野先生はお互いが東北大学の教官であった当時,入学試験の試験監督としてペアを組み苦労した仲であった。そんな旧知に再会して,昔話に花を咲かせることも,私にとっての「高専訪問」の大きな楽しみの一つである。
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