フューチャー・アース講演会を開催しました。

イベント報告 | 2019年11月26日

11月26日（火）、春日　文子 氏（国立環境研究所特任フェロー、フューチャー・アース国際事務局日本ハブ事務局長）、李　遠哲 氏（台湾中央研究院名誉院長、国際科学会議元会長、1986年ノーベル化学賞受賞）をお招きし、本学附属図書館コラボレーションエリアにおいて、フューチャー・アース講演会を開催しました。

本学学生、教職員で満員となった本講演会では、春日氏から『フューチャー・アースの役割と国際的展開』のテーマで、近年の極端な気象災害を踏まえ、フューチャー・アースの重要性と役割、今後の国際的展開について紹介いただきました。李氏からは『科学者としての私の経験』をテーマに、国際科学会議の会長として「フューチャー・アース」の創設にご尽力された経緯を踏まえ、気候変動、再生可能エネルギー及びそれに資する材料科学分野における最新の先端研究の取組みについてもご紹介いただきました。

フューチャー・アースは持続可能な地球社会の実現をめざす国際協働研究プラットフォームで、2012年「国連持続可能な開発会議」（Rio＋20）で提唱され、2015年から10年の計画で活動が開始されました。

本学では、「大西プラン2019」の重点項目として、『国連アカデミックインパクトのメンバーとして、世界の貧困、食料や水不足、都市問題、環境悪化や地球温暖化等の世界の人々が共通に抱える問題への対処を通じて「持続可能な開発目標（SDGs）」に取り組みます』と宣言し、大学全体でSDGsの達成に向けて取り組む意向を表明しております。SDGsの実現に貢献する学問研究である「フューチャー・アース」について、本学学生、教職員が最新の取組について学ぶことができる大変貴重な機会となりました。