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電気・電子情報工学系 高橋一浩 准教授が平成31年度文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。(受賞日:2019年4月17日)

受賞 | 2019年4月18日


電気・電子情報工学系 高橋一浩 准教授の「光干渉型ナノメカニカルセンサによる生体分子計測の研究」に対して、顕著な功績をあげた者を対象とした若手科学者賞が授与されました。
本賞授与については4月17日に授与式が行われました。

【受賞業績概要】

研究成果の概要:生体分子やにおい物質をはじめとする分子を検出するセンサとして、光の干渉を利用して分子を計測するセンサを開発した。センサ表面に捕捉した分子による力学的変化を可動膜の変形量として計測する。光干渉を利用して機械変位量を光強度変化に読み換える信号変換技術によって、高感度に分子の検出が可能である。さらにCMOSイメージセンサ技術との融合により、多項目の分子を同時に計測するシステムを実現した。

提案技術の特徴:分子を吸着するセンサ機能膜として基板から自立した原子単層膜のグラフェンを使用することによって従来比1000倍の感度を有するセンサを創出した。また、自立膜に吸着した分子が発生する力学量変化をとらえるナノメカニカルトランスデューサには、光干渉計を利用して信号変換効率を干渉の鋭さで制御・増幅する技術を開発し、1 fg/mLの検出下限を達成した。

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