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機械工学系 永井萌土講師が平成30年度文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。

受賞 | 2018年4月19日


機械工学系 永井萌土講師の「微生物と機械を融合したマイクロ知能システムの研究」に対して、顕著な功績をあげた者を対象とした若手科学者賞が授与されました。

本賞授与については4月10日に文部科学省から報道発表があり、17日に授与式が行われました。

【受賞業績概要】

研究成果の概要:微生物が有する高い運動機能をマイクロの世界で人為的に利用しました。微生物を使ったマイクロバルブやマイクロミキサを開発し、その機能を実証することに成功しました。まず組み合わせに適したマイクロ人工構造体を機械として作製しました。その機械内部に、駆動源の微生物(原生動物のツリガネムシや藻類のボルボックス)を入れて融合し、新しい機能が発揮するように配置しました。また学術的には、この融合システムを構築するための方法論を開発しました。

提案技術の特徴:本研究で開発した「微生物・機械融合マイクロシステム」は、自律的に動作したり、環境に応じた動作をしたりすることから、マイクロサイズでありながら知能を持っていると見なすことができます。マイクロ領域の物理的な信号、化学的な信号に自律的に応答して、種々の力が必要な運動の操作を自動で達成するのに適しています。将来的には、知能を有し、環境に応答しながら自動で種々の処理を行うポータブルデバイスとしての実現が期待されます。

180418jusyo-nagai.jpg永井先生

180418jusyo-nagai-syoujou.jpg賞状

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