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大西学長メッセージ『40周年を超えて』

トピックス | 2016年10月14日


去る10月3日に記念式典、記念講演会、さらに祝賀会と、本学の開学40周年を祝う一連の行事が行われました。これらの行事には、本学、大学や高専関係者はもとより、政治、行政、産業、さらに一般市民など、700人を超える方々が来場され、開学以来、本学が豊橋・東三河に定着し、地域の方々に支えられてきたことを改めて感じることができました。この場を借りて、ご来場いただいた皆様にお礼を申し上げます。開学から40年を経て、本学の役割は大きくは変わっていないように思います。つまり、日本の産業、特に製造業、情報産業、建設業等を支える中堅技術者や、さらに高度な研究者・技術者を育成する高等教育機関としての役割です。これまで、学部卒、大学院修了を合わせれば2万7千の卒業生が巣立っていったことになります。すでに、それぞれの分野で指導的な地位にある卒業生も少なくありません。また、大学そのものの実績としても研究力が高く評価されていることが証明されてきました。

しかし、強調したいのは、我が国が直面している状況を考えると、より進化することが求められることです。最も重要な状況の変化は、情報通信社会の進展や交通機関の発展に伴って、文字通り世界が小さくなり、それに伴い、教育・研究の分野でも国の枠組みが次第に小さなものとなって、代わりに、研究内容・成果はもとより、研究者や学生の交流においても国際化が進んでいることです。本学では、長岡技科大と高専機構とともに進めてきた3機関連携による国際化の推進に加えて、スーパーグローバル大学創成支援事業によって本学のカリキュラムそのものの国際化を進めることにしています。すでに、そのカリキュラムを支える多文化共生型の学生宿舎の建設も始まりました。40周年を経て新たな第1歩はまさにさらなる国際化への飛躍になると思います。

同時に、40周年を機に、皆様が過ごすこのキャンパスを、より快適で、健康的で、楽しさに溢れたものとすることも大事なことと考えています。学びの場、あるいは職場として過ごす数年、数十年は、それぞれの人生にとって、とても貴重な機会です。学習や仕事はもちろん、課外活動や息抜き・運動の時間などにおいても充実した時が過ごせるように工夫していくことも、大学運営の重要な要素だと思っています。この点でも、皆様から種々のご意見を頂戴して、さらに前進していきたいと考えています。

(学長室だより 第112号より)

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