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環境・生命工学系 広瀬侑助教が平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。

受賞 | 2016年5月 6日


豊橋技術科学大学 環境・生命工学系 広瀬侑助教が平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。

広瀬侑助教の「シアノバクテリアの補色応答の分子生物学的研究」に対して、高度な研究開発能力を有する若手研究者を対象とした若手科学者賞が授与されました。

本賞授与については4月12日に文部科学省から報道発表があり、20日に授与式が行われました。

【受賞業績概要】
生物は、周りの光の色を感知するために特定の光スイッチタンパク質を利用しています。これまで、赤色光と遠赤色光を受容するタイプの光スイッチが植物などから見つかっていましたが、それ以外の色を感知する光スイッチは見つかっていませんでした。

本研究では、「シアノバクテリア」という光合成を行う微生物の光応答の解析によって、緑色光と赤色光を感知する光スイッチを発見しました。さらに、この光スイッチが緑 と赤という二色の光を受容する仕組みと、光を受容して遺伝子の働きを調節する仕組みを、分子レベルで世界で初めて解明しました。これらの研究には、次世代シークエンサーと呼ばれる本学の装置が役に立ちました。

以上の業績は、基礎研究としては、光スイッチの働く仕組みを解明した生物学の教科書に残る成果です。また、光を用いた生体の制御や合成生物学といった産業的に重要な応用研究の発展にも貢献しています。

広瀬侑助教文部科学省の授与式会場にて

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