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テーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム 平成26年度 バトンゾーン特論 第4講義を開催しました。

イベント報告 | 2015年1月19日


バトンゾーン特論 第4講義
講義の様子

バトンゾーン特論 第4講義
講義の様子

バトンゾーン特論 第4講義
スーパーリーダー塾の様子

11月20日に、エリーパワー株式会社 代表取締役社長 吉田博一氏を講師に迎え、テーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム平成26年度 バトンゾーン特論 第4講義「電力貯蔵用リチウムイオン電池が世界を救う」を開催しました。

今回の講義は、まず吉田氏の銀行家としての体験を、自己紹介を兼ねて述べることから始まりました。吉田氏は銀行に長年勤め、常務になった時に英国行きを命ぜられました。特別の任務が決まっていなかったため、英語の勉強を兼ねて英国人の友人を作り、彼らが文化的に大変豊かな生活をしていることを知りました。それまで疎遠であった海外事情に触れることが出来、大変嬉しい体験となったそうですが、バブルの崩壊で直ぐ帰国することになりました。その後、副頭取を経て関連会社の社長を経験されました。 退職後、慶應義塾大学の教授を務められましたが、その折に学内で研究・開発中の電気自動車の技術と出会う機会があり、この時がリチウムイオン電池を知る最初となりました。この体験を契機として、これからの社会は発電、消費という2極ではなく、第3極に蓄電が必要となると考えられ、世界トップレベルの安全なリチウムイオン電池の開発・製造と供給をテーマとし、社会の為に出来る事をしよう、という志を基として、2006年、69歳の時に仲間4名でエリーパワー株式会社を創業されました。 資金については、銀行家としての過去を頼らず、上場会社が出資する新しいビジネススタイルを工夫し、蓄電の重要性、安全な電池の重要性と将来性を一社、一社に説いて歩き資金を調達されました。

このように、ご自身の一連の体験と起業に至る経緯を述べた後に、現在の会社の様子や運営の志を語られました。エリーパワー株式会社は創立8年目の現在、社員200名、資本額315億円、国内120万セルの全自動工場を建設する成長を遂げています。2016年の電力自由化も目前となり、創業時に比べてますますエネルギー供給体系における蓄電池の重要性が増す時代の到来が予想されており、社会の期待も大きいと述べられました。 そして吉田氏は、銀行でも一生懸命働いたが、現在のビジネスはそれにも増して大変楽しく、今がまさに青春であると説かれました。更に、月に一度、工場で若い人と語る大切さを述べ、それが生きがいともなっており、創業以来欠かさず実施していると述べられました。社会の為に必要な仕事にこれからの人生を賭ける素晴らしい夢と志を語る吉田氏の講義は、聴衆の心に響く素晴らしいものでした。

引き続き行われたスーパーリーダー塾では、そうした志の大切さ、サミュエル・ウルマンの詩を引きながら今が青春と語られる姿が印象的でした。吉田氏の講義は、将来を担う若い人たちへの期待を込めたメッセージであり、将来社会のリーダーとして活躍するための指針ともなる大変有益なメッセージとなりました。

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