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「技術を創る -知の本流からのメッセージ-」出版記念シンポジウムを開催しました。

イベント報告 | 2013年8月 7日


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藤原洋(株)ブロードバンドタワー代表取締役会長と榊学長との対談
 
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石田誠エレクトロニクス先端融合研究所長による研究紹介
 

7月26日に慶應義塾協生館藤原洋記念ホール(横浜市港北区日吉)にて、「技術を創る -知の本流からのメッセージ-」出版記念シンポジウムを開催しました。
本学では、平成22年度の学部・大学院の再編を機に、産業界の協力のもと次の時代を担う挑戦的、創造的な技術者・研究者の育成を目指す新しい教育プログラムを開始し、その一環として、先駆的研究者や先進的経営者・起業家の方による「特別講義」を開講しており、この「特別講義」をより多くの方に知っていただきたく、「技術を創る」のタイトルで出版したことを記念して開催したもので、企業の経営者・研究者、大学の研究者・学生など約300名が参加しました。

シンポジウムは、3部構成からなり、第一部では、本シンポジウムの開催にご支援いただいた藤原洋(株)ブロードバンドタワー代表取締役会長兼社長CEOと榊佳之学長が「科学と技術と芸術と・・・未来創造の鍵」をテーマとして対談が行われ、その後、ピアニスト山岸ルツ子氏によるピアノ演奏及びバリトン歌手李宗潤氏によるバリトン独唱が披露されました。
第二部では、最新の研究ハイライト「豊橋技術科学大学の挑戦」として、エレクトロニクス先端融合研究所(EIIRIS:アイリス)石田誠所長から、EIIRISで行われている「異分野融合研究」について紹介があり、次いで、4名の教授から最新の研究が紹介されました。
第三部では、藤嶋昭東京理科大学長、吉野彰旭化成(株)フェロー、安西祐一郎(独)日本学術振興会理事長・前慶應義塾長、飯島澄男名城大学大学院教授、榊裕之豊田工業大学長、藤原洋(株)ブロードバンドタワー代表取締役会長兼社長CEOの6氏によるパネル討論が、榊佳之学長をモデレータとして行われました。はじめに、話題提供として、藤嶋東京理科大学長から、「身のまわりの自然現象から学ぶ」をテーマに空の青さや雷の研究について紹介があり、次いで、吉野旭化成(株)フェローから、「独創的な技術には二通りある!」としてリチウムイオン電池を例に紹介がありました。
次いで、パネル討論では、日本が目指すべき新たな「科学技術立国」の姿や、「課題解決型」から「価値創造型」への転換等について、大学、企業、科学技術政策推進などそれぞれの立場から発言をいただきました。

最後に榊学長が、本日のシンポジウムでは、いろいろな分野の方からの熱いメッセージが込められており、来場された企業の経営者・研究者、大学の研究者・学生それぞれにとって、これからを考えるよい機会になったのではと締めくくりました。

また、シンポジウム後には約120名が参加してレセプションが行われました。レセプションは、藤原洋ブロードバンドタワー代表取締役会長の乾杯の発声により開会し、その後、森口泰孝前文部科学事務次官による挨拶があり、時間一杯まで活発な情報交換が行われました。

 

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パネル討論(藤嶋東京理科大学長による話題提供講演) パネル討論(全体)
   

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レセプションの様子 レセプション参加者との記念写真
   

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