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塑性加工の講演会と見学会が開催されました。

イベント報告 | 2012年7月31日


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 極限成形システム研究室の見学の様子
 
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 講演会の様子

7月27日に本学で、日本塑性加工学会東海支部の第69回塑性加工懇談会「超高張力部材のホットスタンピングと極限成形研の見学」が開かれ、約120名の塑性加工の技術者が全国から本学に集まりました。

 

午前中に機械工学系 極限成形システム研究室の見学会があり、4班に分かれて塑性加工の先端研究を見学しました。研究室の学生が加工の実演を含めた見学会の説明を行い、技術者に分かりやすく説明し、非常に好評でした。

午後からは高強度部材のホットスタンピングに関する講演会が開かれ、次のような講演が行われました。

1) 亜鉛メッキ鋼板を用いたホットスタンピング:豊田鉄工(株)市川正信
2) ホットスタンピングを用いた超高張力部材の諸特性:アイシン高丘(株)鈴木貴之
3) ホットスタンプ成形における金型冷却解析に関する取組み事例報告:(株)ワイテック 中村健太郎
4) 通電加熱を用いたホットスタンピング技術の取組み:(株)アステア 下津晃治
5) 超高張力鋼部品の通電加熱1ショットホットスタンピング:本学機械工学系教授 森謙一郎
6) 超高張力鋼ギアドラムおよびV形中空部材の通電加熱ホットスタンピング:本学機械工学系助教 前野智美

自動車の燃費を向上させるために車体の軽量化が望まれており、高強度部材を成形するホットスタンピングが注目されています。ホットスタンピングでは、鋼板を900℃程度に加熱して柔らかくして成形を行い、プレスの下死点で保持して金型で急冷して焼入れを行って高強度自動車部材を製造する技術です。トヨタ、ホンダ、スズキをはじめとする自動車メーカーの技術者で会場は超満員でした。

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