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平成23年度テーラーメイド・バトンゾーン教育 バトンゾーン特論第三講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

イベント報告 | 2011年12月 1日


講演をする一村氏

 講演をする一村氏

 

 

 

トップと語る会の様子
 トップと語る会の様子

 

 

 

11月25日A2-201講義室にて、テーラーメイド・バトンゾーン教育 バトンゾーン特論第三講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

今回は、独立行政法人 産業技術総合研究所 理事 一村 信吾 博士 をお招きして、『産業技術の研究開発と公的研究機関の役割 -産総研における事例を中心に-』と題して、産業技術総合研究所の活動やご自身の研究との関わりについてご講演をいただきました。

まず、産業技術総合研究所について、その人的規模や組織を紹介され、歴史的には大きな研究開発プロジェクトによる技術のキャッチアップの時代を経て、現在は技術の先導役として、社会の要請に応えることを主たるミッションとしていることを話されました。中でも国の第4期科学技術基本計画に沿って、持続的な成長と社会の発展を実現するために、先般の大震災からの復興、環境、生命にかかわるイノベーションの推進を柱として研究所の運営がされていることを述べられました。その後、産業規模と世界市場の占有率を指標としながら、新たな価値導入、システム化・統合化、革新的シーズによる市場創出、基盤技術整備による市場創出など、産業のボトルネックを解消することに注力する産業技術総合研究所の具体的な活動を紹介されました。さらに、産業技術総合研究所の重要なミッションとして、計測標準をはじめとするさまざまな産業分野での国際標準化活動を紹介されました。特に、計測標準に関連してご自身のご研究の経歴の中で、極高真空の計測技術として開発されたアトムカウント(原子の数を数える)技術について話され、社会の要請に応える研究開発の中で、極限研究にも挑戦することのできる産業技術総合研究所の魅力を語られました。最後に、本学の卒業生が同研究所の計測部門のヘッドとして活躍していることを紹介され、"多くの人と夢を共有して将来の活躍を期待します"とのエールの言葉で講演を結ばれました。

講義後半のスーパーリーダー塾『トップと語る会』では、学長室で一村博士とテーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム履修学生(TB学生)による座談会がおこなわれました。この座談会では、学生の質問に答える形で、産業技術総合研究所が行う標準化に関する国際的な活動など、より深いお話をうかがうことが出来ました。交通安全環境研究所の水間博士の会に引き続き、国の機関で働くことの意義などをうかがうことができ、今回も履修生にとって自らの将来を幅広く考える契機となる充実した座談会となりました。
 

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