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オムロン株式会社執行役員常務今仲行一氏を講師に迎え、テーラーメイド・バトンゾーン講演会を開催しました。

イベント報告 | 2011年5月 2日


 

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 講演される今仲氏

4月28日にオムロン株式会社執行役員常務今仲行一氏を講師に迎え、テーラーメイド・バトンゾーン講演会:平成23年度異分野融合特論第1講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

今回の講義は、「企業における研究開発 現状と課題」と題して、技術開発のトップ、そして企業経営のトップの両方のお立場からご講演いただきました。

まず、オムロン株式会社の技術経営の考え方をご紹介されました。その中で、現在の日本経済の低迷を分析され、"我々は真に必要なものを作ってきたか"、"環境低下、治安悪化、エネルギー枯渇等々の社会的質の低下にいかに立ち向かうか"という根源的な疑問を提示されました。これを踏まえて、従来の利便性、生産性、効率性の追求に加えて、安全、安心、健康をターゲットとする方向の重要性とそれを見据えたオムロン社の技術経営方針を述べられました。これまでの四半世紀、我々は科学の成果を消費するだけだったかも知れないとの認識に立ち、今後はもう一度、上記の安全、安心などのニーズから科学に基づいた技術が必要であることや、将来のあるべき、ありたい世界からバックキャスティングによって、ねらうべき目標を定めることの重要性を語られました。講演後の質疑応答でも学生から多くの質問があり、最後にバックキャスティングこそ、若い学生諸君にしてもらいたいこととの言葉で講義を結ばれました。

講義後半のスーパーリーダー塾『トップと語る会』では、学長室で今仲氏と昨年度と今年度の新規テーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム履修学生(TB学生)9名による座談会が行われました。今仲氏が学位を取得してから企業に入社した経緯などを語っていただき、博士を目指す学生たちに、ドクターとは、"何でも出来る人、その素養を持った人であれ"とのメッセージをいただきました。
 

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 質問に答える今仲氏   トップと語る会の様子

 

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