文字サイズ
検索

News & Topics

ホーム > News & Topics > 張富士夫トヨタ自動車株式会社取締役会長を講師に迎え、第12回プレステージレクチャーズ(特別講演会)を開催しました。

張富士夫トヨタ自動車株式会社取締役会長を講師に迎え、第12回プレステージレクチャーズ(特別講演会)を開催しました。

イベント報告 | 2011年4月18日


   

prestige1.jpg

 
   熱弁をふるう張トヨタ自動車取締役会長  
     

4月14日にトヨタ自動車株式会社取締役会長張富士夫氏を講師に迎え、榊プロデュース第12回プレステージレクチャーズ(特別講演会)を、平成23年度テーラーメイド・バトンゾーン講義『開発リーダー特論』第1回講義との共催で開催しました。


今回の講義は、『企業の国際競争力』と題して、世界から愛される企業であるための真の国際化の在り方や国際競争力の意味、また、そこで働く人たちの心構えや、将来を担う若者たちへのメッセージなどについて張富士夫氏からご講演いただきました。


1988年からトヨタ単独の米国生産工場であるケンタッキー工場のトップとしてトヨタの国際展開をしてこられたご体験の中から、育てる文化、創意工夫、知恵、臨機応変といった日本の強みを大切にし、一方で、戦略的発想、標準化、システム化といった米国の強みを学び、融合させること、加えて、環境対応技術、IT技術、品質の作り込み、販売・サービスの深化、さらに、現地の一市民としてのたゆまぬ社会貢献、これらの総合力が国際競争力につながる、とのお話をうかがいました。


また、次世代を担う学生に対して、(1)外国の人と対等につき合える人、(2)外国の人から尊敬されるような人、(3)一目置かれるものを何か持っていること、(4)軟らかい発想を持ち、何でも勉強しようと意欲のある人、(5)Give&Takeの精神、(6)相手の立場に立ってものが考えられる人、(7)外国の文化を理解・尊敬できる人(文化の違いを理解できること)、(8)よく考えること(5回のなぜ?なぜ?)、(9)外国人の友人を持つこと、といった目指すべき姿を示されました。


講義の後、学生から活発な質問がされ、自分の価値観をどうやってアピールしたらよいかとの問いに、会長からは、議論ではなく実績を示すことにより真の理解が得られること、また、目下脅威と感じる企業とはどんな企業かとの問いに対しては、変化の速い時代では、小回りの利く会社、たとえば現代自動車といったお答えがありました。


遠隔中継室も用意され、学生、教職員、学外の方々を含め、総勢570名ほどが参加した一大イベントとなりました。

 

prestige3.jpg                      prestige2.jpg
   
 質問をする学生 聴講者であふれかえる会場


 

ページトップへ