文字サイズ
検索

News & Topics

ホーム > News & Topics > 12月8日に工学教育国際協力研究センター(ICCEED)が「地球規模課題に対する考察」セミナーを開催しました。

12月8日に工学教育国際協力研究センター(ICCEED)が「地球規模課題に対する考察」セミナーを開催しました。

イベント報告 | 2010年12月10日


 

101208_Seminars_01.jpg

 講演するロフィック・イクバル氏 

 

12月8日(水)に豊橋技術科学大学情報メディア基盤センター マルチメディア教室において、学生・教職員を対象に「地球規模課題に対する考察」セミナーを平成22年度第3回人材育成支援セミナーとして開催し、34名が本セミナーに参加しました。

本セミナーでは、今年度より創設された ICCEED 連携国際研究プロジェクトの最初の研究プロジェクトとして選ばれた、「水質汚濁物質の動態解析研究とインドネシアにおける水環境研究ネットワークの構築」(代表者: 井上隆信建築・都市システム学系教授)のために来学しているインドネシアの研究者3名にご講演頂きました。

ロフィック・イクバル氏(バンドン工科大学土木・環境工学部)は「インドネシアにおける環境問題-誰の責任か?-」と題した講演の中で、インドネシアにおける環境問題の現状、問題解決の枠組、問題解決につながるバンドン工科大学での研究についてご説明頂きました。ナマストラ・プロボスヌ氏(ガジャマダ大学農学部水産学科)は「ジョグジャカルタ特別州スレマン県における環境問題」と題した講演の中で、ジュマント准教授との共同研究の成果である、ジョグジャカルタ特別州にある河川の上流・中流・下流で起きている環境問題の特徴についてご説明頂きました。ムハッマド・バシール・シオ氏(タデュラク大学農学部学部長)は「インドネシア・中央スラウェシ州における様々な要因で引き起こされた環境悪化」と題した講演の中で、中央スラウェシ州での環境悪化の要因である鉱石採掘などの現状、そしてそれらによって引き起こされた森林破壊や森林火災についてご説明頂きました。

講演終了後、TV 会議システムによりサトリオ・スマントリ氏(ICCEED客員教授/バンドン工科大学客員教授)からこれらの講演に対するコメントを頂きました。さらに、セミナー会場だけでなく、TV会議システム会場を通じてビナ・ヌサンタラ大学からも講演に対する幅広い質問が質疑応答で寄せられました。近年の社会経済のグローバル化は、世界・各国の相互関係をより密接にし、 一国の課題が、多国間の課題へと発展しています。地球温暖化、気候変動、 大気汚染などの環境問題に代表される課題への国際的な協力枠組みの必要性が叫ばれています。

 

 

 

101208_Seminars_02.jpg

 

101208_Seminars_03.jpg

講演するナマストラ・ポロボスヌ氏         講演するムハッマド・バシール・シオ氏


 

ページトップへ