工学教育国際協力研究センター(ICCEED)が第9回オープンフォーラムを開催しました。
イベント報告 | 2010年12月 4日
オープンフォーラム会場の様子 |
11月26日、文部科学省、独立行政法人国際協力機構(JICA)の後援により「開発途上国の産業発展と工学教育国際協力」と題するオープンフォーラムをJICA研究所にて開催しました。本フォーラムは今回で9回目の開催であり、国公私立大学の教職員および国際協力機関の職員や海外からの参加者を含め約60名が参加しました。
工学教育国際協力の大きな狙いの一つは、開発途上国の産業の発展にあります。それでは、開発途上国とりわけアジアで、工学教育は産業発展にどのような役割を果たしてきたのでしょうか。そして工学教育の国際協力は、産業の発展にどのようにつながり、今、どのような課題があるのでしょうか。こうした問題意識のもと、今回のオープンフォーラムでは、インドネシアとタイ国における工学教育の産業発展への効果と課題、行政による工学系高等教育協力への取り組み、そして産業界からの工学教育プログラムの提案とその実施について、独立行政法人国際協力機構人間開発部部長萱島信子氏、タマサート大学シリントン国際工学部(SIIT)部長チョンラック ポルプラサート氏、バンドン工科大学客員教授サトリオ スマントリ氏、関西電力株式会社電力流通事業本部副事業本部長(ネットワーク技術部門統括)松村幹雄氏に講演頂きました。
また講演終了後のパネル討議や情報交換会では、産業や社会経済の発展につなぐための高等教育と産学連携について、熱心な聴講者と講師の間で活発なやりとりが行われ、工学教育を通した国際協力への関心を深めることができました。
講演する JICA 萱島部長 | 講演する タマサート大学 チョンラック教授 | |
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講演する サトリオ客員教授 | 講演する関西電力 松村副事業本部長 |