本学の前博士研究員で、現山梨大学工学部植田郁生助教をはじめとする本学研究グループが発表した学術論文が、Analytical Sciences誌の注目論文に選出されました。
受賞 | 2010年11月24日
本学の前博士研究員(日本学術振興会特別研究員PD)で、現山梨大学工学部の植田郁生助教をはじめとする本学研究グループが発表した学術論文が、Analytical Sciences誌2010年11号の注目論文に選出されるとともに、表紙デザインに採用されました。
この研究では、空気環境中の燃料油(ガソリンあるいは灯油)由来である微量の揮発性有機化合物(VOCs)を、迅速かつ高効率で前濃縮することが可能な、新規針型抽出デバイスを開発し、ガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)を用いた高感度分離分析法を確立しました。これまで、火災現場において、複雑で長時間にわたる気体試料の採取が行われてきましたが、本法を用いることにより、迅速かつ簡便に試料を採取し、高感度に油成分の有無あるいは油種の判別をすることが可能となりました。火災現場の検証に貢献し得る新規技術として注目されています。
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