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6月22日に第2回目のテーラーメイド・バトンゾーン講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

イベント報告 | 2010年6月25日


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講義をする三村博士
 
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スーパーリーダー塾『トップと語る会』の様子

6月22日(火)A2-201講義室にて、第2回目のテーラーメイド・バトンゾーン講義とスーパーリーダー塾「トップと語る会」を開催しました。

今回は、衛星放送、携帯電話、カーナビなど超高速大容量無線通信を可能とした高電子移動度トランジスタ、HEMTの発明で世界的に著名な、株式会社 富士通研究所フェロー 三村高志博士をお招きして、「企業の研究開発において経験したこと、考えたこと ‐高速トランジスタHEMTを例として‐」と題してご講演いただきました。

冒頭、HEMTの構造、動作原理などのわかりやすい説明のあと、HEMTの発明とその後の爆発的普及に至る経緯を、アイディアとは?、チームワーク、イノベーションの進み方の三つのポイントに分けて講演されました。失敗の経験で育まれた感受性、雌伏の時も諦めない執念が新しい構造の発明に導いてくれたこと、熱い思いが仲間を呼びアイディアをデバイスとして作製できたこと、最初は電波天文学での利用という小さな市場で試し、フィードバックを得ながら性能向上を図り、最後は市場を席巻したことを話されました。「準備された心だけが、チャンスをつかむ」と言うフランスの細菌学者ルイ・パスツールの言葉を引用され、静かな語り口の中にも企業エンジニアのモノづくりの情熱を感ずることのできる印象的なご講演でした。

講義後半のスーパーリーダー塾『トップと語る会』では、学長室で三村博士とテーラーメイド・バトンゾーン教育プログラム履修学生(TB学生)5名による座談会がおこなわれました。うちとけた雰囲気の中で、いろいろな制約を取り払ったアマチュア的発想の重要性、特許の話などさらに深い議論を重ねることができました。

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