5月16日に電子情報工学 博士後期課程2年の西野 顕さんが、日本色彩学会第41回全国大会にて研究発表奨励賞を受賞しました。
受賞 | 2010年6月 4日
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5月16日に、電子情報工学 博士後期課程2年の西野 顕さんが、日本色彩学会第41回全国大会にて研究発表奨励賞を受賞しました。
発表題目:ファンデーションの定量・分布計測のためのスペクトル差異強調フィルタ
発表者:電子情報工学専攻2年 視覚認知情報学研究室 西野 顕
共著者:中村 睦子,松本 雅之,丹野 修,中内 茂樹
研究の概要:
本研究では、計測対象のスペクトル差を強調する分光フィルタの設計法を確立し、顔に塗布されたファンデーションの定量・分布計測へ応用した。この分光フィルタは、スペクトル中の不可視情報をディジタルカメラのRGB出力に反映させるように、ディジタルカメラの分光感度特性を修飾する。
成膜された光学フィルタの評価の結果、フィルタを装着して撮影されたRGB画像から、高精度でのファンデーション塗布部検出・塗布量推定が可能であった。本フィルタがファンデーション分布の非破壊計測手法として有効であることが示されたといえる。
また、本手法はファンデーションに限ることなく,簡便な非破壊分布計測技術として異分野での応用が可能である。