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足立 忠晴(あだち ただはる)

所属 機械工学系
兼務 安全安心地域共創リサーチセンター
職名 教授
専門分野 材料力学/構造力学/材料工学/衝撃工学
学位 博士(工学) (東京工業大学)
所属学会 日本機械学会,日本非破壊検査協会,日本材料学会,日本実験力学会,Society of Plastics Engineers,日本計算数理工学会,日本複合材料学会,日本塑性加工学会
E-mail adachi@me
※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください
研究室web http://solid.me.tut.ac.jp

研究紹介

材料力学および材料工学の両面から,様々な目的に適した機能を有する材料および構造を実験的,理論的方法,数値シミュレーションにより研究,開発および設計を行っている.研究の対象は高分子材料,金属材料,セラミックス材料およびそれらの複合材料のナノ,ミクロサイズから大規模な構造までを対象としている.

テーマ1:高分子材料および高分子系複合材料の力学的特性の評価と材料設計

概要
エポキシ樹脂の破面

高分子材料および高分子系複合材料は軽量で優れた力学的特性を有し,機械構造,機械要素に数多く使用されつつある.本研究では機械構造で使用するために高分子材料および高分子系複合材料の力学的評価を行うとともに,さらに優れた力学的特性を得るための材料設計,開発を行う.
1) ナノコンポジットの力学的特性評価および材料設計
2) 発泡樹脂フィルムの衝撃低減効果と断熱効果の応用
3) 高分子材料の架橋構造が及ぼす力学的特性への影響
4) 高分子ゴム材料の力学的特性と材料設計
5) 衝撃エネルギ吸収特性の評価と工学的応用
6) 傾斜機能樹脂材料の開発と工学的応用

主な業績
Markus Karamoy UMBOH, Tadaharu ADACHI, Tadamasa NEMOTO, Masahiro HIGUCHI, Zoltan MAJOR: Non-Stoichiometric Curing Effect on Fracture Toughness of Nanosilica Particulate-Reinforced Epoxy Composites. Journal of Materials Science. Vol. 49 (2014), pp.7454-7461.
Tadaharu ADACHI, Wakako ARAKI, Masahiro HIGUCHI: Mixture Law Including Particle-Size Effect on Fracture Toughness of Nano- and Micro-Spherical Particle-Filled Composites (Invited paper). Acta Mechanica, Vol.214, No.1-2 (2010), pp.61-69.
Tadaharu ADACHI, Mayuka OSAKI, Wakako ARAKI, Soon-Chul KWON: Fracture Toughness of Nano- and Micro-Spherical Silica-Particle-Filled Epoxy Composites. Acta Materialia, Vol.56 (2008) pp.2101-2109.

キーワード

高分子材料/樹脂/複合材料/力学的特性/ナノコンポジット/発泡樹脂フィルム/ゴム材料/傾斜機能樹脂/材料設計/時間依存性/温度依存性/熱粘弾性/衝撃エネルギ吸収

テーマ2:衝撃エネルギ吸収および衝撃低減のための構造システムの開発

概要
円筒の衝撃圧潰シミュレーション

自動車の衝突における乗員および歩行者の安全,落下衝撃のモバイル機器の保護など,現在の機械構造物,機械要素において衝撃に対する信頼性が求められている.そこで本研究では,材料の動的力学的特性に基づいて,衝撃エネルギ吸収構造を開発するための構造の動的塑性変形,圧潰特性を明らかにし,軽量なエネルギ吸収構造を開発している.また発泡材料などにより衝撃荷重の低減のための技術を開発している.
1) 材料の動的力学的特性の評価
2) 衝撃エネルギ吸収材料の開発
3) 衝撃エネルギ吸収のための構造システムの開発
4) 衝撃エネルギ吸収の能動的制御システムの開発
5) 発泡樹脂フィルムによる衝撃低減効果
6) 動的力学的特性評価のための試験装置の開発
7) 構造の動的力学的特性の評価方法の提案

主な業績
Hiroaki NAKAMOTO, Tadaharu ADACHI, Masahiro HIGUCHI: Approximate Analysis of Progressive Deformation in Honeycomb Structures Subjected to In-Plane Loading. Archive of Applied Mechanics, Vol. 83 (2013), pp379-396.
Tadaharu ADACHI, Atsuo TOMIYAMA, Wakako ARAKI, Akihiko YAMAJI: Energy Absorption of a Thin-Walled Cylinder with ribs Subjected to Axial Impact. International Journal of Impact Engineering, Vol.35 (2008) pp.65-79.
Azhari SASTRANEGARA, Tadaharu ADACHI, Akihiko YAMAJI: Improvement of Energy Absorption of Impacted Column due to Transverse Impact. International Journal of Impact Engineering, Vol.31 (2005), pp.483-496.

キーワード

車両/衝突/衝撃エネルギ/エネルギ吸収/圧潰/スマート構造/金属系発泡材

テーマ3:樹木の柔軟構造の解明と工学的応用

概要
樹木の根の断面

樹木は,柔軟な構造を維持しつつ,風,重力などの外力に対して抵抗して成長している.このような高い柔軟性と高強度を有する樹木の内部構造を明らかにし,バイオミメティックスアプローチにより新たな構造材料あるいは機械要素へ応用することを目的としている.
1) 樹木の内部の力学的特性分布の評価
2) 樹木の構成細胞の力学的特性評価
3) 樹木の柔軟性および強度評価
4) 樹木の内部構造を模擬した材料の開発
5) 樹木のバイオミメティックス応用

キーワード

樹木/バイオミメティックス/柔軟性/内部構造

担当授業科目名(科目コード)

工学概論 (B10110010), 材料力学I (B11530120), 弾性力学 (B11620010), 機械工学実験 (B11610021, B11610023), 機械工学入門 (B11530050), プログラミング応用 (B11620070), 材料力学特論 (M21620030), 機械システム特論 (D31030010)

その他(受賞、学会役員等)

A. 変断面薄肉円筒の力学的特性評価と設計
B. 災害後の倒壊構造物の安定化のためのショアリングシステムの開発
C. 超音波を利用した力学的特性の評価と微小欠陥検出のため非破壊試験
D. はんだ接合部の衝撃強度評価と衝撃強度試験装置の開発
E. 材料および機械構造物の力学的特性の測定システムの開発
など

受賞歴
平成 2年度(1990年) 日本非破壊検査協会奨励賞
平成15年度(2003年) 精密工学会 精密工学会高城賞
平成20年度(2008年) 日本塑性加工学会 教育賞
平成24年度 日本材料学会 衝撃部門委員会業績賞


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