開学40周年記念事業

文字サイズ
検索

学部・大学院

ホーム > 学部・大学院 > 教員紹介 > 総合教育院 > 蔡 万里(サイ バンリ)

蔡 万里(サイ バンリ)

所属 総合教育院
兼務
職名 講師
専門分野 知的財産法学 / 民事法学
学位 博士(法学)(早稲田大学)
所属学会 日本工業所有権法学会 / 日本知財学会
E-mail saibanri@las
※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください
研究者情報リンク 研究者情報

研究紹介

FRAND条項(Fair, Reasonable And Non-Discriminatory terms)に基づく標準化必須特許の取扱いを巡って、技術開発企業や国の立場の違いや対立から、国境を越えた特許権侵害紛争が頻発し世界的に広がっている。一方で、技術標準化領域のグローバル化の急速な進展に伴い、国際技術標準の策定ないし実施にあたっては、単なる一企業又は一国の技術力だけで済む時代は既に終わり、多企業間又は多国間の提携・協力が必要と成りつつある。本研究は、グローバリゼーションを背景のなかで、国際知的財産法制度の調和と多国籍技術開発企業間の連携・協力を重視する立場から、国際技術標準の策定ないし実施に関わる知的財産権問題をどのように取り扱うべきかについて検討するものである。現時点における主要なテーマは以下の3項目である。1) FRAND条項の法的効力;2) 標準化必須特許の権利行使及び権利制限;3) 標準化必須特許を巡る裁判外紛争解決策。

テーマ1:FRAND条項の法的効力

概要

この研究では、日本、米国及び中国において展開されているFRAND条項の法的解釈、その法的拘束力及びこれによって生じた権利・義務に関するさまざまな議論に焦点を当てて検討を行う。

主な業績

▪︎ 蔡万里
「FRAND条項を巡る法的考察ー日本法に基づいてー」パテント Vol.67 No.12 95-109頁 2014年10月
▪︎ 蔡万里
「技術標準化とFRAND条項について」パテント Vol.67 No.9 90-103頁 2014年8月

キーワード

FRAND条項 / 契約 / 法的効力

テーマ2:標準化必須特許の権利行使及び権利制限

概要

この研究は、標準の利用者と標準必須特許権者間のFRAND条項を考慮したライセンス契約の成否、損害賠償請求権や差止請求権の行使と権利の濫用とのバランス、及び信頼の保護とその責任について検討を行うことを目的としている。

主な業績

▪︎ 蔡万里
「サムスン対アップル控訴事件を巡る法的考察」知財管理 Vol.65 No.1 14-27頁 2015年1月

キーワード

損害賠償請求 / 差止請求 / 権利濫用

テーマ3:標準化必須特許を巡る裁判外紛争解決策

概要

この研究では、国際標準化必須特許を巡る実施可能な紛争解決の手段、特に、近い将来紛争当事者にとって不可欠になると考えられる裁判外の紛争解決システム(その組織、手続、準拠法等)の実現可能性を探求する。

主な業績

▪︎ 蔡万里
「FRAND条項に基づく標準化必須特許を巡る紛争解決について」早稲田大学法研論集 No.150 157-176頁 2014年6月

キーワード

裁判外紛争解決(ADR)

担当授業科目名(科目コード)

法学(B10232080) / 民法(B10234120)(G10732100)(M20230180) / 知的財産法(B10234130)(G10732110)(M20230190)/国際知的財産法 (B10234150)(G10732130)(M20230210)/ 技術戦略と知的財産法(B10234140)(G10732120)
中国語(B1033305b)(B1033307b)(B1033307d)

その他(受賞、学会役員等)

▪︎ 蔡万里 (研究代表者)
(平成28年度)村田学術振興財団研究助成金
研究テーマ:国際標準化における必須特許を巡る裁判外紛争解決システムの構築
期間:2016年7月ー2017年6月 

▪︎ 蔡万里 (研究代表者)
(平成25年度)マイクロソフト知的財産研究助成金
テーマ:標準化における必須特許の権利行使及び権利侵害への対応
期間:2013年9月ー2014年8月 


ページトップへ