豊橋技術科学大学

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蔡 万里(サイ バンリ)

所属 総合教育院
職名 准教授
専門分野 知的財産法学 / 民事法学
学位 博士(法学)(早稲田大学)
所属学会 日本国際知的財産保護協会/人工知能学会/日本工業所有権法学会 / 日本知財学会/著作権法学会/デザインと法協会
E-mail saibanri@las
※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください
研究者情報(researchmap) 研究者情報

研究紹介

知的財産法を専門とし、生成AIをはじめとする新たなデジタル技術が法制度に与える影響を中心に研究している。日本と中国の知的財産法制を比較しながら、生成AIや仮想空間(メタバース)における著作権、商標、不正競争、データ利用などの法的課題に加え、標準必須特許(SEP)のライセンスおよび紛争解決制度について検討している。技術革新と知的財産の適切な保護・利用との調和を図る法制度の構築を目指すとともに、その成果を教育や社会実装へ還元することを目指している。

テーマ1:日中知的財産法制の比較研究

概要

日本と中国の知的財産法制を比較法的な視点から研究している。特許法、著作権法、商標法、不正競争防止法などを対象として、両国の制度・判例・実務の比較分析を行い、それぞれの制度の特徴や課題を明らかにするとともに、日本法の発展に資する政策的示唆を提示することを目指している。

主な業績

・蔡万里、謝晴川「中国不正競争防止法における一般条項の理論と実務ー日本法政策に対する含意」パテント(日本弁理士会)Vol.79 No.10 2026年10月(掲載予定)
・蔡万里「「基数+基数×懲罰的倍数」の法理ー中国営業秘密侵害における懲罰的賠償制度の構造と運用の考察」A.I.P.P.I.(日本国際知的財産保護協会)Vol.71 No.9 2026年9月(掲載予定)
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2025-2026(日本評論社)255-272頁 2026年2月
・蔡万里「パブリシティ価値の法的保護について ―中国における法制と裁判の視点から―」雲雀野(豊橋技術科学大学総合教育院紀要) No.47 45-60頁 2025年3月
・蔡万里、秦玉公「中国における知財の動き」年報知的財産法2024-2025(日本評論社)267-281頁 2025年1月
・蔡万里「デザイン保護に関する中国の現状と課題」日本知財学会誌 Vol.21 No.2 60-66頁 2024年12月
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2023-2024(日本評論社)228-242頁 2023年12月
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2022-2023(日本評論社)248-263頁 2022年12月
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2021-2022(日本評論社)246-261頁 2021年12月
・蔡万里「中国専利法の改正について」パテント(日本弁理士会) Vol.74(2) 94-102頁 2021年2月
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2020-2021(日本評論社)252-267頁 2020年12月
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2019-2020(日本評論社)217-231頁 2019年12月
・蔡万里「日中特許権侵害制度の比較研究」Asian Journal of innovation and Policy Vol.7 (No.3) 606-624 2018年12月
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2018-2019(日本評論社)217-233頁 2018年12月
・蔡万里「知的財産保護の法制と実践ー日中比較の視点からー」Asian Journal of innovation and Policy Vol.7 (No.1) 190-206 2018年4月
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2017-2018(日本評論社)217-232頁 2017年12月
・秦玉公、蔡万里「中国における知財の動き」年報知的財産法2016-2017(日本評論社)195-210頁 2016年12月

キーワード

比較法研究、特許権、著作権、デザイン保護、不正競争防止法

テーマ2:デジタル空間及び生成AIに係る知的財産の取扱い 

概要

生成AIやメタバースなどの新たなデジタル技術の発展に伴い生じる知的財産法上の課題について研究している。著作権、商標、工業的デザイン、不正競争、データ利用などを対象に、技術革新と権利保護・利用との調和を図る法制度のあり方を、日本法及び中国法の比較も踏まえながら検討している。

主な業績

・蔡万里「著作物の例示規定の役割およびあり方」雲雀野(豊橋技術科学大学総合教育院紀要)No.48 11-24頁 2026年3月
・蔡万里「AIによる放送コンテンツの制作と配信をめぐる法的・倫理的課題について」日本知財学会第23回年次学術研究発表会予稿集 IA5 96-99頁 2025年11月
・蔡万里「中国におけるAI生成物の著作権侵害事件について」日本知財学会第22回年次学術研究発表会予稿集1C3 55-58頁 2024年12月
・蔡万里「生成AIサービス提供事業者の著作権侵害責任について」パテント(日本弁理士会) Vol.77 No.11 80-90頁 2024年11月
・蔡万里「デジタル空間の構築及びNFTデジタル作品の取引に関わる著作権問題」雲雀野(豊橋技術科学大学総合教育院紀要)No.46 23-33頁 2024年3月 
・蔡万里「NFTデジタル作品の著作権侵害をめぐる中国の判決について」日本知財学会第21回年次学術研究発表会予稿集 1A8 72-75頁 2023年11月
・蔡万里「放送権と自動公衆送信権の交錯」知的財産法学の新たな地平ー高林龍先生古稀記念論文集(日本評論社)384-405頁 2022年12月

キーワード

デジタル空間、メタバース、生成AI、情報、知的財産権

テーマ3:標準必須特許(SEPs)のライセンス及び紛争解決制度の研究

概要

標準必須特許(SEP)をめぐるライセンス交渉や紛争解決制度について研究している。公平、合理的かつ非差別的な条件(FRAND条件)に基づくライセンスのあり方や裁判外紛争解決(ADR)の活用を中心に、技術標準化の促進と公平かつ効率的な紛争解決を実現する制度設計について検討している。

主な業績

・蔡万里「FRAND条項に基づく標準化必須特許を巡る紛争解決について」早稲田大学法研論集 No.150 157-176頁 2014年6月
・蔡万里「技術標準化とFRAND条項について」パテント(日本弁理士会) Vol.67 No.9 90-103頁 2014年8月
・蔡万里「FRAND条項を巡る法的考察ー日本法に基づいてー」パテント(日本弁理士会) Vol.67 No.12 95-109頁 2014年10月
・蔡万里「サムスン対アップル控訴事件を巡る法的考察」知財管理(日本知的財産協会) Vol.65 No.1 14-27頁 2015年1月

キーワード

技術標準化/ 必須特許/ FRAND条項 / 裁判外紛争解決

担当授業科目名(科目コード)

著作権法
特許法
知的財産法
法学
民法
情報法
国際知的財産法
技術戦略と知的財産法


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