豊橋技術科学大学

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石毛 順子(いしげ じゅんこ)

所属 総合教育院
職名 教授
専門分野 日本語教育
学位 博士(学術)(東京外国語大学)
所属学会 日本語教育学会/アカデミック・ジャパニーズ・グループ/日本教育心理学会/日本質的心理学会/韓国日語教育学会/ELEC同友会英語教育学会/専門日本語教育学会
E-mail ishige@las
※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください
研究者情報(researchmap) 研究者情報

研究紹介

文章作成過程に興味があります。日本語学習者、日本語母語話者、日本語を母語とする英語学習者を研究対象としています。

【著書】
『第二言語習得における作文教育の意義と特殊性』風間書房 2012年

【主要論文】
・単著
「ピア・レスポンスにおいて提案をする際の発話の分析ー日本語学習者と日本語母語話者の違いに着目してー」『日本語教育研究』(53) 2020年
「日本語学習者が他者の作文を高く評価する点の変化」『アカデミック・ジャパニーズ・ジャーナル』(11)2019年
「英語を母語とする日本語学習者の作文過程―母語使用の観点から―」『留学生教育』(17) 2012年
「マカオ人日本語学習者の日本語作文過程における広東語・英語使用の事例研究」『アジア日本研究』(1)2011年

・共著
「ライティング指導における機械翻訳と生成AIの活用事例報告」 『ELEC同友会英語教育学会研究紀要』 (20) 2024年

テーマ1:日本語学習者の文章作成過程

概要

日本語学習者の文章作成にどんなサポートができるのか考えるために、学習者の文章作成過程を調べてきました。学習者の母語や学習者の日本語レベル、使用する道具によって、文章作成過程には違いがあります。最近は多くの学習者がパーソナルコンピューターを用いて作文を書きますが、手書きのときよりパーソナルコンピューターで書いているときのほうが外部リソースの使用頻度が高いことや、タイプすることで長音や撥音の誤りを発見しやすくなることが分かりました。

主な業績

科学研究費若手研究(B)「第二言語作文のプロセスモデルの構築」(研究課題番号21720189)/科学研究費若手研究(B)「日本語学習者のパソコンを用いた作文過程の探求」(研究課題番号24720237)

キーワード

文章作成過程/母語/レベル/手書き/パーソナルコンピューター/

テーマ2:日本語学習者および日本語母語話者のピア・レスポンス

概要

仲間同士が互いの文章をよりよくするために話し合い、推敲を重ねていく学習方法をピア・レスポンスと言います。ピア・レスポンスにおいて日本語学習者と日本語母語話者がどんな点に困難を感じるのか、日本語学習者が相手の作文のどのような点を高く評価してコメントするのか、日本語学習者と日本語母語話者では相手の作文に対する提案の方法に違いがあるのかなどを研究しています。

主な業績

科学研究費基盤研究(c)「ピア・レスポンスにおける日本語母語話者と日本語学習者の差異」(研究課題番号15K02645)

キーワード

ピア・レスポンス/日本語学習者/日本語母語話者

テーマ3:生成AIや機械翻訳をいかした言語教育

概要

Chat GPTなどの生成AIやDeepLなどの機械翻訳をライティングの教育・学習にいかしていく方法を検討しています。日本語教育だけにとどまらず、高校・大学の英語教育の教員と共同して、高校生や大学生の学習における有効活用を研究しています。

主な業績

ライティング研究部会(工藤洋路・和田朋子・松岡まどか・石毛順子・加藤洋昭・木幡隆宏・齊藤澄江・長橋雅俊・吉住香織)(2024)「ライティング指導における機械翻訳と生成AIの活用事例報告」 『ELEC同友会英語教育学会研究紀要』 (20) 30-49.
大島弥生・石毛順子(2024予定)「中国語母語話者大学院留学生による課題文章作成時の過程と意識 ―言語生成AI使用の有無での異なりを中心に―」『2024年度日本語教育学会春季大会予稿集』(2024.05.26予定 オンライン)

キーワード

生成AI、機械翻訳

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