豊橋技術科学大学

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岩内 章太郎(いわうち しょうたろう)

所属 総合教育院
職名 准教授
専門分野 哲学・コミュニケーション論
学位 博士(国際コミュニケーション学)(早稲田大学)
所属学会 日本哲学会・早稲田大学哲学会・言語文化教育研究学会
E-mail iwauchi.shotaro.pg@
※アドレスの末尾に「tut.jp」を補完してください
研究者情報(researchmap) 研究者情報

研究紹介

哲学の研究をしています。基礎研究は現象学と現代実在論です。現象学の方法を応用した「哲学対話」の方法論の構築も進めており、「技術者のための哲学対話」という研究テーマを掲げています。

テーマ1:普遍性の哲学

概要

「普遍性」はいかに可能か、ということを一つの視座として、現象学と現代実在論を研究しています。
最近の関心は、現象学的認識論の射程です。フッサール現象学の原理的可能性を、現代実在論や英米分析系の認識論と比較しつつ、考えています。

主な業績

『新しい哲学の教科書:現代実在論入門』(講談社選書メチエ・2019年)
『<普遍性>をつくる哲学:「幸福」と「自由」をいかに守るか』(NHKブックス・2021年)
『<私>を取り戻す哲学』(講談社現代新書・2023年)
「思弁的実在論の誤謬:フッサール現象学は信仰主義か?」(『フッサール研究』第16号・2019年)
「本質を獲得するとはいかなることか」(竹田青嗣/西研編著『現象学とは何か:哲学と学問を刷新する』河出書房新社・2020年)
「マルクス・ガブリエルの認識論」(『フッサール研究』第19号・2022年)
「超越論的本質学とは何か:フッサールのプラトン解釈を手がかりにして」(『フィロソフィア』第110号・2022年)

キーワード

現象学、現代実在論、認識論、普遍性、多様性

テーマ2:哲学対話

概要

現象学の方法である「本質観取」を応用展開した「現象学的哲学対話」の方法論を構築しています。
互いの「差異」を「相互承認」しながら、一つの「合意」として「共通了解」をつくっていくための方法を考え、また、それを哲学対話の現場で実践しています。
近年は「技術者のための哲学対話」というテーマを掲げて、高度なコミュニケーションスキルを身につけるための技術者教育を研究および実践しています。

主な業績

岩内章太郎/小川泰治「哲学対話に「答え」はないのか:子どもの哲学と現象学的哲学対話の観点から」(『現代生命哲学研究』第11号・2022年)
岩内章太郎/佐々木昌子「現象学的哲学対話のためのワークシートの作成」(『本質学研究』第13号・2023年)
小川泰治/岩内章太郎「「人それぞれ」発言は哲学対話に何を引き起こすのか」(『思考と対話』第5号・2023年)
小川泰治/岩内章太郎「技術者教育における哲学対話の実践:「ネガティブ・ケイパビリティ」に注目して」(『工学教育』Vol.72No.4・2024年)
「共生のための哲学対話:方法論の構築と教材開発」(大幸財団第11回人文・社会科学系学術研究助成(助成番号:11104))
「「技術者のための哲学対話」の方法論の構築」(日本学術振興会科学研究費助成事業(若手研究・2 4 K 1 6 7 7 7))

キーワード

哲学対話、合意形成、相互承認、科学コミュニケーション、技術者教育

担当授業科目名(科目コード)

哲学対話論・コミュニケーション原論・リベラルアーツ入門(哲学対話)・英語 Reading & Writing・英語 Listening & Speaking


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