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原口 直樹(はらぐち なおき)

所属 環境・生命工学系
兼務
職名 准教授 
専門分野 高分子不斉触媒 / 機能性高分子微粒子 / 高分子精密合成
学位 博士(工学)(東京工業大学)
所属学会 高分子学会 / 日本化学会 / アメリカ化学会 / 有機合成化学協会 / 東海化学工業会
E-mail haraguchi@ens
※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください
研究室web http://ens.tut.ac.jp/chiral/

研究紹介

1. 高分子固定化不斉触媒の開発と不斉反応への応用
高分子固定化不斉有機分子触媒および高分子固定化有機金属触媒の開発と触媒的不斉反応への応用。環境調和型高分子固定化不斉触媒の創製。

2. 新規高分子微粒子の創製と機能化
沈殿重合法を用いた均一高分子微粒子の合成と機能化。有機反応自動化システムやワンポット反応への応用。

3. 特殊構造高分子の精密合成
リビング重合法を用いた構造の明確な官能基化ポリマーや分岐ポリマー(星型ポリマー、櫛形ポリマー、グラフトポリマー、デンドリマー等)の創製と機能化。

テーマ1:新規高分子固定化不斉触媒の開発

概要

触媒的不斉反応プロセスを効率的に行うための高分子固定化型不斉触媒を設計・開発しています。従来行われてきた有機溶媒中での不斉反応に加えて、水系で使用可能な高分子不斉触媒の設計・開発を進めています。高分子触媒を用いることで反応後の生成物の単離が容易になると共に、高分子触媒は回収・再利用が可能です。最近ではイオン結合を利用した簡便な不斉触媒の高分子固定化法の開発も併せて行っています。高分子触媒の分子設計を適切に行うことで、低分子触媒よりも優れた反応系となる可能性があり、詳細に検討しています。

主な業績
"Design of Main-chain Polymer of Chiral Imidazolidinone for Asymmetric Organocatalysis Application" Chem. Commun.2012, 48, 4011-4013.

"Main-Chain Ionic Chiral Polymers: Synthesis of Optically Active Quaternary Ammonium Sulfonate Polymers and Their Application in Asymmetric Catalysis" J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 2864-2865.

"Asymmetric transfer hydrogenation of imines catalyzed by polymer-immobilized chiral catalyst" Org. Biomol. Chem. 2009, 7, 69-75.

キーワード

高分子触媒 不斉反応 有機分子触媒 環境調和型反応 高分子効果

テーマ2:新規高分子微粒子の開発と機能化

概要

マイクロメートルオーダーからなる高分子微粒子は塗料やコーティング剤をはじめ、診断薬担体、化粧品等工業的に幅広い用途を有しています。中でも粒径の揃った高分子微粒子は液晶スペーサーをはじめ、精密機器分野での応用が期待されています。本テーマでは簡便な方法で粒径の揃った高分子微粒子を得るための合成手法に関して研究を行っています。また得られた機能性微粒子を用い、有機反応自動化システムの構築やワンポット反応への応用に関して研究を進めています。

主な業績

"Synthesis of Polymer Microspheres Functionalized with Chiral Ligand by Precipitation Polymerization and Their Application to Asymmetric Transfer Hydrogenation" J. Polym. Sci. Part A: Polym. Chem. 2010, 48, 3340-3349.

キーワード

高分子微粒子 高分子触媒 機能材料 カスケード反応 ワンポット反応

テーマ3:分岐構造を有する官能基化ポリマー、機能性ポリマーの精密合成

概要

官能基化ポリマーや分岐構造等の特殊構造を有するポリマーは従来のホモポリマーとは異なる諸物性を示すことが知られています。本研究ではそれらのポリマーの分子設計を精密に行い、有用なナノマテリアルへの応用を目指しています。
具体的にはリビング重合(アニオン、ラジカル)等を用いて、構造の明確な末端官能基化ポリマーや多官能基化ポリマー、ブロック共重合体、グラフト共重合体、スターポリマー、デンドリマー等の新規高分子を創製しています。精密合成によって得られたポリマーは分子量や分子量分布だけでなく、官能基の位置や数、ポリマーの種類や組成、分岐形態等が明確であるため、それらの要因が機能性に与える影響に関して詳しく検討することが可能です。

主な業績

"Precise Syntheses of Chain-multi-functionalized Polymers, Star-branched Polymers, Star-linear block Polymers, Densely Branched Polymers, and Dendritic Branched Polymers Based on Iterative Approach Using Functionalized 1,1-Diphenylethylene Derivatives" Prog. Polym. Sci. 2005, 30, 111-182.

"Synthesis of Well-Defined Star-Linear Block Polystyrenes by Coupling Reaction of Chain-Functionalized Polystyrenes with a Definite Number of Benzyl Bromide Moieties with Polystyryllithiums" Macromolecules 2003, 36, 9364-9372.

キーワード

分岐高分子 デンドリマー 精密合成 機能性高分子 ナノマテリアル

担当授業科目名(科目コード)

化学実験
プロジェクト研究
環境・生命工学実験
環境・生命工学卒業研究
応用有機化学特論
環境・生命工学演習I,II
環境・生命工学輪講I,II
環境・生命工学特別研究

その他(受賞、学会役員等)

受賞歴
2013年5月 第48回東海化学工業賞学術賞(東海化学工業会)
2012年5月 Molecular Chirality Asia 2012 ポスター賞(MCRO)
2009年5月 平成20年度高分子研究奨励賞(高分子学会)
2007年10月 ISAMN '07 ポスター賞(ISAMN)
2007年10月 Ti-2007 最優秀ポスター発表賞(World Conference on Titanium)


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