野田 俊彦(のだ としひこ)
所属 | 次世代半導体・センサ科学研究所 |
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兼務 | 先端農業・バイオリサーチセンター 電気・電子情報工学系 |
職名 | 准教授 |
専門分野 | 集積回路,センサデバイス |
学位 | 博士(工学)(豊橋技術科学大学) |
所属学会 | IEEE, 電気学会, 応用物理学会 |
noda.toshihiko.zk@ ※アドレスの末尾に「tut.jp」を補完してください |
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研究室web | http://int.ee.tut.ac.jp/bio/ |
研究者情報(researchmap) | 研究者情報 |
研究紹介
数種類のセンサを集積化したマルチモーダルセンシングシステムは,IoT技術やビッグデータ解析に基づく新たな情報社会基盤における重要要素と位置付けられ,このコンセプトは「ソサエティ5.0」として注目されています。
当研究室では,CMOS/MEMS技術に基づくスマートセンシングシステムに注目し,マルチモーダルセンサの研究を行っています。AI技術を取り入れた機械学習型センシングシステムの開発も,デバイス開発と並行して進めています。
テーマ1:農業用マルチモーダルセンサ
概要
植物工場に代表されるスマート農業の分野では,植物の成長に影響する養分,水分量,pH,温度など多くの項目を網羅的に同時測定して植物の生育を最適制御し,植物工場の生産性を最大化する試みが注目されています。本研究室では,養分や水分量,各種イオンの分布などをモルチモーダル計測し可視化するセンシングデバイスとシステムの検討を行っています。これにより植物の生育を左右する情報を正確に把握する事が可能となり,収穫量の増大につながる事が期待されます。
キーワード
農業用センサ,マルチモーダルセンシング,イオンイメージング
テーマ2:機械学習型マルチモーダルセンシング
概要
検出特性が異なる複数のセンサを組み合わせて多項目を計測し,そのデータ解析に機械学習技術を利用してマルチモーダルセンシングを実現する,新しいセンシングアプローチに取り組んでいます。CMOS集積回路技術で作製した画像出力型センサとAI技術の融合により,複数イオンの同時計測,複数ガスの同時計測やにおいセンシングの実現について研究を進めており,農業や介護・医療,バイオサイエンスの分野への展開を検討しています。
キーワード
機械学習型センシング,画像出力型センサ,ガスセンサ,においセンサ
担当授業科目名(科目コード)
電子回路論,集積電子システム論