河野 剛士(かわの たけし)
所属 | 次世代半導体・センサ科学研究所 |
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兼務 | 電気・電子情報工学系 |
職名 | 教授 |
専門分野 | マイクロ・ナノデバイス/ニューラルインタフェースデバイス |
学位 | 博士(工学) 豊橋技術科学大学 |
所属学会 | IEEE(EDS) |
kawano@ee ※アドレスの末尾に「.tut.ac.jp」を補完してください |
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研究室web | https://sites.google.com/view/kawanogroup |
研究者情報(researchmap) | 研究者情報 |
テーマ1:ニューラルインタフェースデバイス(神経-エレクトロニクスの接続)
概要
選択Vapor-liquid-solid(VLS)成長法は、集積回路上に微細なシリコン針状結晶体を成長できる。この方法を用いると、直径数ミクロン、長さ数百ミクロン以上の生体刺入型のプローブが実現できる。本研究では、この電極技術を神経電位記録用として提案してしている。この電極技術を用いると、これまで困難であった、低侵襲、高い空間分解能を有する神経電位分布記録が可能となる。プローブ電極と同様に、VLS法を用いた直径数ミクロンのチューブデバイスをDrug delivery system(DDS)としても提案している。実際の生理実験においては、鯉の網膜の光応答記録(中京大学 石原先生、理研 臼井先生との共同)、ラット末梢神経からの神経電位記録、局所薬液投与による神経ブロック(産総研 金子主任研究員、元機械工学系 川島先生との共同)を実証してきた。
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テーマ2:ナノプローブデバイス
概要
ガラス電極を代表とする細胞内用プローブの電気生理学、神経科学分野における貢献は多大である。本研究では、ナノ形状シリコンを用いた直径10ナノ~50ナノメートルの細胞内用プローブを提案している。ガラス電極と比較し侵襲度が低く、長期の細胞刺入実験、ナノスケール細胞測定を可能とする。
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テーマ3:集積化マイクロ/ナノデバイス (Integration of Micro/Nano Device)
概要
ナノテクノロジーの研究により、多くのナノ材料の諸特性が明らかになってきた。次のフェーズであるナノデバイス製作技術を、これまで成熟してきた集積回路・MEMS技術からアプローチする。MEMSマイクロヒータを用いて単一のカーボンナノチューブを集積化し、更にナノチューブ自体のジュール効果を利用することで、ガスの圧力(10^2~10^5Pa)、ガスの種類(酸素/窒素)をセンシングできることを初めて実証してきた(UC Berkeley Prof. Linとの共同)。
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担当授業科目名(科目コード)
数学Ⅳ (B01310960)
半導体工学Ⅱ (B01320980)
マイクロ・ナノシステム (M22623040)