豊橋技術科学大学

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NGUYEN MINH NGOC (ぐぇん みん ぎょく)

所属 建築・都市システム学系
兼務 先端農業・バイオリサーチセンター
安全安心地域共創リサーチセンター
職名 助教
専門分野 水環境工学
学位 博士(工学) (豊橋技術科学大学)
所属学会 日本水環境学会、日本土木学会、国際園芸学会
E-mail nguyen.minh.ngoc.hw@
※アドレスの末尾に「tut.jp」を補完してください
研究室web http://www.wq.ace.tut.ac.jp/
研究者情報(researchmap) 研究者情報

研究紹介 

富栄養化の制御として、本研究は栄養塩のノンポイント発生源に着目して、下記の研究テーマを二つ行っている。

テーマ1:流域土壌と河川懸濁物質中の生物利用可能性リンの迅速分析方法を開発

概要

河川における富栄養化問題を抑制するために、本研究は降雨に伴う流量増大時に多くなる流域土壌から河川水中の懸濁態生物利用可能性リン(BAP) に着目して、新たな超音波抽出を用いた化学分析手法開発を行っている。超音波抽出法を確立し、自動化により多くの試料を測定できる。速くリンの発生源を特定できることで、環境改善や環境基準の見直しを望んでいる。

主な業績

1. “The estimation of bioavailable phosphorus in particulate forms by ultrasonic treatment”, Nguyen Minh Ngoc, Kuriko Yokota, Mbabazi James, Takanobu Inoue, Water and Environment Journal, 31(4), 492-497, 2017.
2. “Ultrasonic extraction method for quantifying bioavailable phosphorus in particulate form”, Nguyen Minh Ngoc, Takanobu Inoue, Kuriko Yokota, Journal of Environmental Chemical Engineering, 5(3), 2498-2507, 2017.
3. “Ultrasonic treatment for quantification of bioavailable phosphorus in soils and suspended sediments”, Nguyen Minh Ngoc, Takanobu Inoue, Kuriko Yokota, Water Science and Technology: Water Supply, 16 (6), 1745-1752, 2016.

キーワード

富栄養化、生物利用可能性リン 、懸濁物質、土壌、藻類、栄養塩

テーマ2:農業から栄養塩の環境負荷低減技術導入指針

概要

大量に施肥されている農地からの栄養塩は富栄養化現象の最も深刻な原因ではある。肥料を徹底的に減らしも健全な作物・植物生育を保証できる生産体制の確立は持続可能な開発目標ではある。本研究は高精度植物生体情報に基づいて生育状態をモニタリングしながら低エミッションの生産方式を考えている。

主な業績

"Effect of reducing phosphorus dosage in nutrient solution on soilless culture of grafted tomato crops", M.N. Nguyen, K. Inaba, S. Toda, K. Suzuki, Y. Iwasaki, K. Takayama, Acta Horticulturae.

キーワード

栄養塩、肥料、土壌・植物分析

担当授業科目名(科目コード)

建設英語
測量学
建設工学実験


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