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事例集
1.大学の概要
2.本取組の内容
3.本取組への組織的対応
4.取組の実績
1.大学の概要
 本学は,深い科学的基盤に裏付けされた実践的,創造的技術に関する教育研究を使命とする6課程からなる新構想の国立技術科学系単科大学として昭和51年に設立された。昭和55年には大学院工学研究科修士課程が,昭和61年には3専攻からなる大学院博士後期課程が設置された。その後,学部及び大学院修士課程を8課程に増設し,平成7年には研究領域の拡がりと高度化に対応するため大学院博士後期課程を機械・構造システム工学専攻,機能材料工学専攻,電子・情報工学専攻,環境・生命工学専攻の4専攻に再編成し,現在に至っている。
本学の特長として,工業高等専門学校(高専)生300名を第3年次に,高等学校(普通高校,工業高校)生80名を第1年次に受入れ、高専入学定員の半数と工業高校からの入学者全員に対して推薦による選考を実施するという独自の入学制度を採用していることが挙げられる。そして、高度な技術科学教育を施すため,学部とほぼ同数の定員枠を有する大学院修士課程を設けて学部・大学院の一貫教育システムを構築している。また学習歴の異なる入学生に対しては,それぞれの学習の習熟度に見合ったカリキュラムを用意し,密度の高い少人数教育によって効果を上げている。
 さらに高等技術科学に関する基礎と専門を交互に教育するらせん型教育を採用し、その教育課程において学部4年次の3学期に正課とする実務訓練を,本学の目指す実践的,創造的技術者・研究者の育成に必須の要の要素として実施している。実務訓練の目的は,企業等で実務を体験し,社会との密接な接触をすることを通じて指導的技術者として必要な人間性の陶冶を図り,実践的技術感覚を養うことを目的としている。2ヶ月間の実務訓練で得た知識と経験は,後の修士課程において,より高度な技術教育・研究を推進するための基盤となるものである。
 さらに本学は,これまで主として東アジアや東南アジアからの留学生を多数受入れてきており,近年では工学教育国際協力研究センターを中心として一層の,国際交流を図っている。そして英語で行われる授業のみで修士課程が修了できる英語特別コースを設置するなど,高等技術教育の国際化を積極的に推進している。また技術者教育の質に対する国際的な認証制度に繋がるプログラム(JABEE)の取得に向けても全学的に取組んでいる。
以上述べたごとく本学は,総合大学の工学部とは異なる斬新な教育課程を編成し,多岐にわたる入学履歴やさまざまな文化的背景をもつ学生を多数受入れている。そして非常に多様性に富んだ教育環境の中で,相互に啓発しあうことを通じて基礎と実践の両面にわたる学習意欲が自発的に昂進され,社会のダイナミックな要請に柔軟に対応できる学生が育つ特色ある教育を実践している。
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