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  2. 豊橋技術科学大学の今

豊橋技術科学大学の今

課程・専攻

  • 1機械工学系

    機械工学の基盤となる力学、制御、システム工学、材料工学、生産加工、エネルギー変換学等の諸学問について知識を「ものづくり」に展開できる意欲と能力を持った技術者を養成します。

  • 2電気・電子情報工学系

    電子電気材料やエネルギーシステム等の基盤技術分野や、集積化した電子デバイスやセンサー分野、無線通信システムや情報ネットワーク等の情報通信技術分野で活躍できる技術者を養成します。

  • 3情報・知能工学系

    高度・大規模情報システム構築の技術及び人間の知能処理のメカニズムと応用等の技術を修得し、先端情報システムのアイデア創造から情報システム構築・運営までを担える技術者を養成します。

  • 4環境・生命工学系

    環境科学、生命科学・物質科学分野に関する基礎的知識を持ち、その知識を専門として深めることにより次世代を支える技術として展開できる意欲と能力を持った技術者を養成します。

  • 5建築・都市システム学系

    建築分野と社会基盤分野の専門技術をバランスよく修得し、人文・社会科学的な知識も備え、それらを社会問題の解決に応用できる技術者を養成します。

  • 総合教育院

    リベラル・アーツ(人文科学、社会科学、自然科学の諸分野)、保健体育、外国語を担当し、世界で活躍できる技術者になるために不可欠な教養を育むことを目標とします。

力を入れている取組

研究

電気・電子情報工学 澤田和明 教授

「イオンイメージセンサシステムの研究」

電気・電子情報工学系 澤田和明 教授

澤田教授の研究に対して、平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)が授与されました。
本研究により、イオンや神経伝達物質の動きをリアルタイムに、ミクロン単位の分解能で動画(ビデオ)で計測することができるイオンイメージセンサシステムを実現しました。さらに、開発したチップ上に生体細胞を直接のせて、実際に生体細胞のイオン分布ならびにイオンの授受による活動の様子を世界で初めて非標識で観察することに成功しました。
本成果は、これまで不明であった微視的な細胞内外のイオンの動きの可視化に成功し、その生体機能をイオンレベルで解明可能となった事により、今後、医療・創薬分野の発展に寄与することが期待されます。

情報・知能工学 中内茂樹 教授

「カラーユニバーサルデザインのための色弱模擬フィルタの開発」

情報・知能工学系 中内茂樹 教授

中内教授の研究に対して、平成23年度文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)が授与されました。
本開発では、色覚を支える3種の錐体視細胞のうち一種が欠損した場合(2色覚)に生ずる知覚的な色の混同を一般色覚者が体感・発見するために、光学的な分光修飾により色弱特性を再現するフィルタを設計・実現し、眼鏡型およびルーペ型のCUDツールとして平成19年に世界に先駆けて製品化しました。
本成果は、色覚特性の多様性を体感し、問題となる配色への気づきを促進する世界初のツールとして画期的であり、CUDの普及・推進に大きく寄与しています。

採択事業

スーパーグローバル大学創成支援事業

スーパーグローバル大学創成支援事業

日本が今後も世界で発展していくためには、大学の国際競争力の向上と、多様な場でグローバルに活躍できる人材の育成が不可欠です。この人材を「グローバル技術科学アーキテクト」と名付け、言語・文化にとらわれない工学教育を全学に展開し、国際通用力の高いキャンパスの実現を通じて育成します。「グローバル技術科学アーキテクト」とは、グローバルな課題を発見し、分析・解決するための俯瞰的な構想・設計力を有し、具体的なものづくりを主導できる高い技術力と科学的要素に裏付けられた上級技術者です。

国立大学改革強化推進事業

国立大学改革強化推進事業

グローバルに活躍し、イノベーションを起こす実践的技術者が求められている中、三機関(長岡・豊橋両技術科学大学、高専機構)の豊富な国際連携活動や、地域に根ざした産学官連携活動の強みを活かしたキャンパスネットワークにより、グローバル指向とイノベーション指向の人材育成を融合した教育プログラムの構築を目指します。本学が主担当となるグローバル指向人材育成事業では、海外教育拠点設置など、これまでになかった新しいことに取り組んでいます。

博士課程教育リーディングプログラム(複合領域型・「情報」)

博士課程教育リーディングプログラム
(複合領域型・「情報」)

本学では、人間の理解に立脚した新しい技術を創出できる博士人材「ブレイン情報アーキテクト」を養成しています。ブレイン情報アーキテクトとは、情報科学やセンシング技術を使って「脳を学び」、現在の技術によっては未だ創りだせない機能を「脳に学び」、高度知的処理や超省エネルギーシステムなどの革新的な「情報技術を創る」という、技術革新のサイクルをまわしながら新分野を切り開いていくことのできる人材です。こうした人材を育成するために、国内外の研究機関や産業界と密接に連携した教育プログラムを推進しています。

研究大学強化促進事業

研究大学強化促進事業

分野や組織の垣根を越え、国内外の企業や研究機関と連携を深め、海外トップクラスの多様な人材の招へい・新人事制度・多国間研究連携・戦略的知財活動・国際シンポジウム開催・海外への情報発信等を通して、これまでの「課題解決型工学」から異分野を融合し新しい価値を創造することを理念とした「価値創造型工学」に進化したイノベーション研究と成果の社会実装を推進する拠点の形成を目指し、本事業によって設置した研究推進アドミニストレーションセンターが中心となって、これを加速する支援体制・環境を整備しています。

海外教育拠点

マレーシア教育拠点 ペナン校

グローバル指向人材育成事業として、平成25年12月に成長著しいASEAN地域の1つであるマレーシア・ペナン州に海外教育拠点(ペナン校)を設置し、グローバル教育の一環として、現地に学生を送り出し、海外実務訓練や海外研修を実施しています。また、ニューヨーク市立大学クィーンズ校と協力し、教員の英語による専門教育スキルアップを目指したグローバルFD事業や国際会議の開催などの諸活動を展開し、世界的な視野を持つグローバル技術者を育成する事業を展開しています。

豊橋技術科学大学では更なる発展を目指しています。