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  3. 1.産学連携・社会連携

1.産学連携・社会連携

技術科学社会実装研究拠点(仮称)の形成

国内外の研究機関や企業とオープンアプリケーション方式による効果的な融合研究を進めるため技術科学社会実装研究拠点(仮称)を形成し、社会実装に結びつく研究を行い、産学協働を強化します。

技術科学社会実装研究拠点(仮称)組織図

先端共同研究ラボラトリーをベースとした民間との連携

高度な研究水準を有する国内外の研究機関等(企業及び地方公共団体等を含む。)の研究者と本学の教員が協力し、特定の研究分野について、一定期間継続的に研究を行い、研究の高度化及び多様化を図ります。

研究紹介

研究名:「イオンイメージセンサシステムの研究」
研究者名:電気・電子情報工学系 澤田和明 教授

電気・電子情報工学系 澤田和明教授

澤田教授の研究に対して、平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)が授与されました。

本研究により、イオンや神経伝達物質の動きをリアルタイムに、ミクロン単位の分解能で動画(ビデオ)で計測することができるイオンイメージセンサシステムを実現しました。さらに、開発したチップ上に生体細胞を直接のせて、実際に生体細胞のイオン分布ならびにイオンの授受による活動の様子を世界で初めて非標識で観察することに成功しました。
本成果は、これまで不明であった微視的な細胞内外のイオンの動きの可視化に成功し、その生体機能をイオンレベルで解明可能となった事により、今後、医療・創薬分野の発展に寄与することが期待されます。

研究名:「カラーユニバーサルデザインのための色弱模擬フィルタの開発」
研究者名:情報・知能工学系 中内茂樹 教授

情報・知能工学系 中内茂樹教授

中内教授の研究に対して、平成23年度文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)が授与されました。

本開発では、色覚を支える3種の錐体視細胞のうち一種が欠損した場合(2色覚)に生ずる知覚的な色の混同を一般色覚者が体感・発見するために、光学的な分光修飾により色弱特性を再現するフィルタを設計・実現し、眼鏡型およびルーペ型のCUDツールとして平成19年に世界に先駆けて製品化しました。
本成果は、色覚特性の多様性を体感し、問題となる配色への気づきを促進する世界初のツールとして画期的であり、CUDの普及・推進に大きく寄与しています。

社会人学び直し、地域文化の振興、
地域産業の発展に資する事業の実施

社会連携・高度技術者育成センター(仮称)を設置し、地域・産業界等のニーズをより的確に捉えた社会人向け実践的教育プログラムの開発等を行うなど、社会人学び直し、地域文化の振興、地域産業の発展に寄与する事業を行います。

寄附講座、連携研究室等の設置

教育研究の助成を目的とする企業等からの寄附を有効に活用し、本学の教育研究の進展及び充実を図ります。
寄附講座等は、本学工学部・研究科、センター等において行われる教育研究のための組織であって、企業等からの寄附により担当教員の給与、研究費、旅費等運営に必要な経費を充当するものをいいます。