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電気・電子情報工学系 澤田和明教授が平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞【研究部門】を受賞しました。

受賞 | 2013年4月22日


 

 

 

 

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 研究について説明する澤田和明教授

 
     
 

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   定例記者会見での様子  
     

電気・電子情報工学系 澤田和明教授が平成25年度文部科学大臣表彰科学技術賞【研究部門】を受賞しました。

 

澤田和明教授の「イオンイメージセンサシステムの研究」に対して、文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)が授与されました。


同賞は、文部科学大臣から、我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究又は開発を行った者を対象として表彰されるものです。


本賞授与については4月8日に文部科学省から決定があり、16日に授与式が行われました。本学では4月17日に、榊佳之学長の出席のもと、第1回定例記者会見の中で今回の受賞業績説明会を行いました。
 
【受賞業績概要】
イオンの動きは私たちの体を司る重要な指標であるにも関わらず、これまでは蛍光色素等により間接的な手法でしかイオンの動きを観察することができませんでした。従来のイオン濃度計測は“点”で計測することが常識で、2次元分布計測の概念が存在していませんでした。


本研究では、バイオセンサ技術とイメージセンサ技術を融合させることで、非標識でイオンや神経伝達物質の動きを取得できるイオンイメージセンサの研究・開発を行いました。


本研究により、イオンや神経伝達物質の動きをリアルタイムに、ミクロン単位の分解能で動画(ビデオ)で計測することができるイオンイメージセンサシステムを実現しました。さらに、開発したチップ上に生体細胞を直接のせて、実際に生体細胞のイオン分布ならびにイオンの授受による活動の様子を世界で初めて非標識で観察することに成功しました。


本成果は、これまで不明であった微視的な細胞内外のイオンの動きの可視化に成功し、その生体機能をイオンレベルで解明可能となった事により、今後、医療・創薬分野の発展に寄与することが期待されます。


詳細はこちら(PDF: 2.3MB)をご覧ください。

 

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イオンイメージセンサを用いたデモンストレーション 賞状を手にする澤田和明教授
   

 

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